6月中旬、新宿住友ビルの地下1階に「ダンロップクラブハウス新宿店」がオープンした。売場面積は105坪で、ゴルフに関わる「モノ・コト・学び」が体験できる。都営大江戸線の「都庁前駅」から直結で、大型駐車場も完備。
「この新宿店は、従来の赤坂店と高輪店を閉鎖して統合した最新の直営店です」(内田基博店長)
というだけに、様々な工夫が凝らされている。まず「モノ」についてだが、クラブは全モデルの全スペックを取り揃えるだけではなく、同店でしか買えない限定品もある。

『ゼクシオ』の削り出しパター(オープン価格)もそのひとつで、東大阪の小田パターとタイアップしたモデル。売価は9万5000円ほどになりそうで、今回はピンタイプだけだが、今後マレットも発売予定。将来的にはボールやアイアンにも「限定品」を広げていきそうだ。
それぞれ使用目的が異なる試打室を3室完備
もうひとつのウリは充実したフィッティング。試打室を3室備え、そのひとつが同社独自の「インターナショナルフレックスコード」を活用した打席となる。これは、ダウンスイングにおける手首のコッキングの角度やフェースローテーションの使い方によって、適正シャフトを示すシステム。
まず、シャフト全体を4か所に分割し、各部の硬さを1~9の数値で表示。双方の数字を組み合わせた4桁の番号が個々のゴルファーの「最適番号」となるわけだ。
同時に『スカイトラック』の弾道数値を見ながらクラブドクターが最適なスペックを推奨してくれる。当面は無料で約1時間、みっちりフィッティングサービスが受けられる。
9月を目処に「個人レッスン」も開講予定だ。弾道測定器『プリズム』と『ダンロップゴルフスイングヴィジョン』を併用し、弾道分析とスイング分析を行う内容。
このほかに、SGゴルフジャパンの『SDR』というシミュレーターを導入したゴルフの体験打席もある。住友ビルだけでも1000人以上の会社員が働くため、ゴルフの疑似体験を促していく。こちらも当面は無料サービス。
松山英樹のクラブを調整したクラフトマンが工房に常駐
以上に加え、松山英樹のクラブ調整を行ってきたクラフトマンが常駐する工房も完備。ボールのオウンネームサービスやアシックスのシューズフィッティング、ウエア販売など、ワンストップで「モノ・コト・学び」が体験できるコンセプト。
新宿の超高層ビル街で、最新のゴルフワールドを味わってみるのも面白そう。
東京都新宿区西新宿2-6-1新宿住友ビルB1
TEL.03-6258-1802
営業時間 定休日:無休(年末年始を除く)
営業時間:11:00~20:00