住友ゴムグループのダンロップスポーツマーケティングは、スリクソンブランドから思いっきり振って飛ばしたいゴルファー向けに、シリコンプリントを使用した全天候型のゴルフグローブ『GGG-S026』を2020年7月17日に発売した。
このグローブの最大の特徴は、ダイヤ柄のシリコンプリントが強いグリップ力を発揮するという点だ。
「ダイヤ型は縦・横・斜めと全方向からの力に対してグリップ力を発揮します。さらに、指の部分には横ラインのパターンのシリコンプリントもあり、2種類のシリコンプリントで驚愕のグリップ力を実現します」(同社)
グリップはスイング中に様々な方向から力が加わるが、天候からもその動きは大きく左右される。特にこれから夏にかけては湿気が多くなるので、グリップの滑りやすさも気になるところだ。
一方、グローブのグリップ力が強いと飛距離が出るという説もあるが、その解説をダンロップゴルフスクールの三野博孝ヘッドコーチ(上達メソッド開発担当)にしてもらう。
「アマチュアゴルファーの多くの方は、飛ばしたい、うまく当てたいという強い思いから、手、腕、肩にかけて必要以上の力みが見られます。特にグリップを強く握りすぎる傾向があり、結果的にミスやロスが生じています。また、滑りやすいグローブを使っているために、スイングを狂わせているケースもよく目にします。グローブのグリップ力が強いことで、手や肩を脱力しやすくなります。それが腕をしなやかに使ったのびのびとした良いスイングを引き出します。スイング軌道とリリースポイントがより最適化されてヘッドスピードやミート率が上がります。結果、飛距離や正確性があがることになりますね。」
なるほど。グローブ自体のグリップ力が高ければ、ゴルファーが必要以上に力を入れなくてもグリップがズレない。だから、結果的にスイングがスムーズになり飛距離も出るというわけだ。
普段、グローブは何でもいいと思っているゴルファー、そして同じモデルしか使わないゴルファーも多い。そんな人たちに「これは滑りません。なぜなら~」と説明すれば、きっと興味を持ってくれるはず。一度、店頭でその販促効果を試してほしいニューグローブといえるのではないか。
また、同社では同日発売のドライバー飛距離を徹底追求したゴルフボール『スリクソンX2』ボールと合わせて使用することで、気持ちよく振り切ることができ、飛距離アップが期待とも説明している。
■製品概要
- 素材:(甲)合成皮革、(掌)合成皮革+シリコンプリント
- サイズ:21~26㎝
- カラー:ホワイト、ブラック
- メーカー希望小売価格/1600円+税
- 原産国:インドネシア