ニュープロV1、ベールを脱ぐ
従来通り、シリーズの商品構成は「V1」と「V1x」だが、それぞれのモデルをさらに差別化したのがニューモデルの特徴だ。「V1」は新開発ZGコアと新ディンプルデザインの採用で、スピン性能を強化し安定した飛びを実現。一方の「V1x」は新ディンプルデザインにより、伸びのある高い弾道で飛距離性能をさらに向上させたという。
先頃開催されたUSPGAツアー「ソニーオープン」では、「V1シリーズ」使用プロの半分がすでにニューモデルへスイッチ、「アゲンストに強くなった」というコメントが多かったとのこと。
発売元のアクシネットジャパンによれば、それぞれの推奨ゴルファーは次ぎの通りだ。「V1」=全体的にソフトなフィーリングを好み、キャリーで飛ばしたい人。もともとスピンが少なめのゴルファー。「V1x」=ドライバーの飛距離を重視し、もともとスピンが多めのタイプ。しっかりした打球感を好む人。あくまでも目安だが、ヘッドスピードで性能差を区別すれば、「V1」が43~45m/sの人が打つとスピン効果で飛距離アップ、「V1x」が48m/s以上の人が打つと、ドライバーの飛距離増が期待できるという。
ちなみに、前作(5代目)の日本人ゴルファーの使用状況は、「V1」が55%、「V1x」が45%。やや「V1」ユーザーが多い。ヘッドスピードによる使用メリットから見れば、エンドユーザーは適正なモデルを選んでいるのではないか。
さて、気になる市場の反応だが、当社(ゴルフ用品界社)が発売前に主要販売店にヒアリングした結果、「前作よりも『V1』と『V1x』の違いが明確になったので、お客さんに薦めやすい」などポジティブな意見が多かった。ニューモデルは今年度、前作の初年度売上を10%上回る70万ダースを販売目標に設定しているが、市場の反応を見る限り、その数字は達成できそうだ。
動画は1月27日、都内展示ホールでの発表会の模様を収録したもの。