フィドラの復興支援第2弾は避難グッズ
そのプレゼント賞品が興味深い。賞品は2種類で各100名。A賞がVICTORINOXとコラボの十徳ナイフ。B賞がフィドラロゴ入りのカード式LEDライト。いわゆる避難時に活躍するグッズで、備えあれば憂い無しということだろう。
同社の小野田剛ディレクターは、自粛ムードの蔓延による市場の悪化を早い段階から懸念していた。「震災による需要の冷え込みや、プレーの自粛ムードに強い不安感を覚えます。こんなときだからこそ、ゴルフ界が総力をあげて市場を盛り上げる必要がある。積極姿勢が不可欠です」――。
さるゴルフ専門チェーン店のトップは、3月の売り上げを前年同月比4割減とショッキングな数字を明らかにしているが、特に深刻なのは消耗品需要の代表格であるボールの停滞。「ほとんど動かず、在庫がまったく消化できない。今年は通期で3割減、できれば2割減まで戻したいが、そのためには業界がプレー気運を盛り上げなければ・・・・」
復興支援ゴルフ大会や知恵を絞った様々な企画は、起爆剤として期待できる。規模の大小ではなく、それぞれのゴルフ関連企業が各所でアクションを起こせば、自粛圧力を覆せる。その意味で、フィドラのチャレンジは注目に値しそう。
また、本間ゴルフは本日、ゴルフウエア1100枚を秋田県庁を通じて岩手県の被災地へ寄贈したことを発表した。そのほか国内の直営53店舗で義援金箱を設置(4月30日まで)。タイおよび台湾の現地法人や、上海本間の店舗でも同様の活動を行っている。
なお、フィドラの応募方法は、購入時に渡される応募はがき、またはホームページや官製はがきに必要事項を記入の上、応募する。写真はA賞のデザイン画を掲載。問い合わせはフィドラへ、03~5367~9571。