マルマンは3月10日、誰でもやさしくボールが上がり、楽に飛ばせる救世主的なFWとして好評を博している『SHUTTLE(シャトル)』シリーズを、FWのみならず、新たにドライバー、UT、アイアンまで加え、『シャトル NX‐1』としてフルラインアップで発売する。「N」はNew(新たな)、Next(次の)、「X」は越えてわたる、異なるものを融合して生み出すCross Overの意味が込められているという。
『シャトル』シリーズは、1985年の誕生以来、30年以上もアマチュアゴルファーに寄り添い、実際のラウンドで「スコアにつながるクラブづくり」をテーマに開発を続けてきたブランド。換言すれば、練習量の少ない月一ゴルファーが「ラクに結果を出せるクラブ」として多くのアベレージゴルファーを助けてきたモデルといえる。それでは以下より、新生『シャトルNX‐1』を紹介していこう。
まず、ドライバーだが、大きな特徴は、①広域高初速性能をもたらすフェイス設計、②やさしい飛びをもたらす超低スポット重心設計の2つ。
①を支えるヘッド設計に採用されたのが「シン・ウェイブクラウン設計」で、クラウン部のフェイス側に薄肉かつ波型の内部構造を採用。加えて、プレミアムゴルフクラブ市場を牽引する同社の旗艦ブランド『マジェスティ』に採用されている「スパイダーウェブフェイス設計」を搭載。強靱でしなやかな特徴を持つ、クモの巣状の構造をフェイス裏側に採用。
そして、②を支えているのが「クラフトマスターモデル」の採用で、構えやすさを保ちつつ、トウ・ヒールを大きく下げるモデル形状をデザイン。徹底した低重心化を高度に実現させた結果、なんと、スイートスポット位置がフェイスのど真ん中(フェイス高さ55mm)へ配置することに成功。
従来モデルに比べ、約4mmもの低スポット化を実現したことで、最適スピンエリアがフェイス全体に大幅に拡大。多少のミスヒットでも、ボールが吹き上がらず、力強く飛んでくれるという。インパクトエリア全面が「ラク飛び」エリアになった、ラクラクぶっ飛びドライバーの誕生といえるだろう。ロフトは10度、11度の2タイプを用意。クラブ長さは45・5インチ、ヘッド体積は460cm3、本体価格は6万5000円。
続くFW、UTは、ドライバー同様、フェイス部に「スパイダーウェブフェイス」を採用。ソールには比重の重いタングステン合金を、なんとソール全面に採用する贅沢な仕様。これにより、深い重心と低いスイートスポットでラクラク飛ばすことができるFW、UTに仕上ったという。FWはW3(15度)、W5(18度)、W7(21度)の3タイプ。UTはU4(20度)、U5(23度)、U6(26度)の3タイプを用意。本体価格はFWが3万3000円、UTが3万円となっている。
最後に紹介するのはアイアンで、いま巷間で話題の「プラス2番手のぶっ飛びアイアン」に対抗するモデルとして前評判の高いモデル。同アイアンは、一般的な同形状のモデルと比べ、ソール内部に斜めに掘り込んだスラントグルーブを採用し、フェイスのたわむエリアを拡大。その結果、下部へのミスヒットでも初速性能が維持され、打点がブレても飛距離ロスが少ないことがウリ。それだけではない。
さらに、ブレイド重量をギリギリまでそぎ落とした(一般モデル比約40gの軽量化)「トリムブレイド(高強度極薄ブレイド)」を採用。加えて、ネック部をショートネック化したことにより、驚異の低重心(17・6mm)を実現している。ストロングロフトと高い打出し角で、抜群のやさしさと飛距離性能を誇るアイアンが完成した。同アイアンは5番(21度)~9番(34・5度)、PW、P/A、AW、SWを用意。本体価格は、6番からPWまでの5本セットで9万円。単品はそれぞれ1万8000円になっている。
ちなみに、同シリーズのレディスモデルは4月7日に発売となる(画像下)。ラク飛びを求める多くの女性ゴルファーから支持されそうだ。
問い合わせはマルマンへ、03‐3526‐9988。