「カスタムフィッティングを強化します」ミズノが語る新事業と、カスタム専用クラブ『Mizuno Pro』の魅力とは
ミズノは7月21日、「カスタムフィッティング」を中心とした事業方針の展開及び、新クラブ『Mizuno Pro』シリーズの発表を行った。会場は神社や結婚式場が立ち並ぶ東郷記念館で行われ、会見にはミズノプロスタッフの手嶋多一プロ、小林正則プロ、小鯛竜也プロの3名が登壇した。
「フィッティングという言葉はまだ敷居が高いと見られがちですが、今回『シャフトオプティマイザー3D』の導入により誰でも、気軽にスイングの特性やどのクラブと相性が良いのかが分かるようになりました」
そう語るのはミズノゴルフ事業部部長の服部健策氏。進化したクラブ選びのサポート「ミズノパフォーマンスフィッティング」を新たな武器に、ミズノが認定したフィッティング店『MIZUNO GCF SHOP』を全国に350店舗展開。カスタムフィッティングに比重を置いて事業を進める。
同時にフィッティング用ツール『シャフトオプティマイザー3D』も発表。3球打てばパター以外の13本のクラブを推奨する最新計測器を投入することで、カスタムフィッティングの時間短縮、簡易化を図っている。
『Mizuno Pro』 はアイアン3機種、アイアン型ユーティリティ1機種とウェッジ1機種の計5機種。全てがカスタムオーダー専用クラブであり、『MIZUNO GCF SHOP』のみの販売となる。
それぞれ、打感の良さと抜けの良さを求めたコンパクトなマッスルバックアイアン「118」、構えやすさと易しさを兼ね備えたハーフキャビティ「518」、一番易しく女子プロを含めた幅広ゴルファーに対応する「918」が登場。他にもアイアン型ユーティリティの「FLI-HI」、ブルーとサテンの2色で展開するウェッジ「S18」が発表された。
「ギュッと絞ったような打感というか、濃縮されたというか、独特なフィーリングでしたね。飛びも非常に速い印象を受けました」(手嶋多一プロ)
ミズノ独自の鍛造技術と素材の拘りにより誕生した新クラブ、徹底的に打感と易しさを追求し、「ミズノのクラブは難しい」というイメージを払拭。より幅広いゴルファーたちへの訴求を目指す。
『Mizuno Proシリーズ』は9月15日発売。販売目標はシリーズ合計9万2000本(発売から1年間)。
なお、『MP』等の従来のクラブについては「廃盤にはしませんが、新作発表の目途は特にありません。暫くは『Mizuno Pro』でフィッティング事業に注力して行こうと思います」と答えた。