ゴルフ場経営者団体NGKの手塚理事長が語る業界の課題

ゴルフ場経営者団体NGKの手塚理事長が語る業界の課題
「既にゴルフ人口がピーク時の半分になってしまいました。我々NGKはいかに多くの人たちにゴルフを始めてもらうか、それを一番の課題としております」 5月に日本ゴルフ場経営者協会(NGK)の理事長に就任した手塚寛氏はそう語る。 NGKはゴルフ業界で唯一のゴルフ場経営者団体。通常の競技団体とは一線を画し、行政諸官庁との折衝やゴルフ場経営の安定化を促進する。全国で200強のゴルフ場が加盟しており、組織率は1割程度だ。ゴルフ場業界は日々、過去価格競争による潰し合いに明け暮れ、その闘争は今も北関東を中心に続いているという。 「しっかりとした利益を出して、老朽化していく施設に投資をしないと、安定した経営は図れないと思っています」 そんな中、手塚理事長が新たに着眼したのが「大学のゴルフ授業『Gちゃれ』」だ。これまで注目されなかった学生とゴルフの付き合い方を、改めて見直すことで若い新規ゴルファーの増加に結び付けていくとのこと。 「一般教養科目の体育で『ゴルフ』は人気の授業ですが、学生の大半がゴルフ場体験をすることなく授業を終える。それじゃやっぱり『ゴルフの楽しさ』はわからないじゃないですか」 ゴルフ業界の行き先をどう決めていくか、そして新規ゴルファーをどう増やしていくか、そんな課題を本誌8月号掲載に先駆け、動画にて公開。 ■関連記事 大学生のゴルフ場デビューを空撮 4ホールだけのコース体験奮戦記