しなりながら芯を感じて飛距離UP
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永井プロの試打インプレッション
試打クラブ:KURO KAGE XM60S
『XT』は全体的な高い剛性感と手元調子が特長で、必要以上にシャフト自体が仕事をしないシャフトで、いかにも米国のPGAツアーの選手達が好みそうなタイプですが、今回の『XM』はシャフトがメリハリをもって挙動しているのが分かります。
アドレスしてワッグルをしてみると、先端のチタンニッケル金属線が入っており、先端強度の高さと重量を感じることができます。加えて、手元の設計が三菱レイヨンらしく、薄肉構造を駆使することで手元側の剛性感とフィーリングが表現できていると思います。
つまり、しなやかさの中に芯があり、撓りながら、しかしながら、シャフトが戻ってくるイメージですね。そういう意味では、アドレス時にワッグルした瞬間から、コックをして、ダウンスイングでタメを作って、そしてそのタメをプレーンに入れて、ターゲットラインに向けて爆発的にリリースしていく、という一連のスイングイメージが非常に強く沸いてくるシャフトだと思います。
そのようなことを考えると、長尺というより45インチまたは45.5インチ位で、ヘッドはコンパクトサイズの操作性の高いヘッドと相性が良いのではないでしょうか。また、ゴルファー自身がタメをつくれる技術をお持ちなら、60g台の比較的軽いシャフトでヘッドスピードを上げて飛ばすセッティングが有効でしょう。
一方で、タメをつくるのが苦手なゴルファーなら、重めのシャフトで、シャフト自体の撓りでタイミングを感じやすいセッティングにして使用するのがオススメです。
KURO KAGE XM詳細
米国ツアーにおいて、2つのプロトタイプがあった。叩ける強弾道のコードネーム"XTS" は、2014年『KURO KAGE XT』として製品化され、世界のツアーを席巻した。
そしてもうひとつのKURO KAGEがよりスムーズにした撓りで飛距離に特化したコードネーム"XMS"で、2015年秋、グローバルモデル『KURO KAGE XM』シリーズとして製品化される。『XM』シリーズは、中間から先端の剛性を高く"叩ける"元調子系の『XT』に対して、シャフト全体がスムーズに撓り、打ち出しの高さとつかまりの良さを実現。
シャフト先端部には、チタンニッケル金属線を複合成型し、当たり負けをせず低スピンのインパクトを可能にした。シャフトの重量帯も60g~80g台をラインアップし、アマチュアからアスリートまで、飛距離を求めるプレーヤーに向けたシリーズ。
KURO KAGE XMのお問い合わせ
三菱レイヨン・ゴルフシャフト部
TEL:03-6748-7606
http://www.mitsubishirayongolf.com/