おすすめポイント
- とにかく打球感が柔らかい
- 開いてもボールが滑らない
- 誰でもアイアン本来の弾道を楽しめる
永井プロの試打インプレッション
このモデルは軟鉄鍛造で作っていますが、バックフェースをCNCミーリングでくり抜いたキャビティ構造になっているのが特徴です。
そして、実際に打ってみると、かなり柔らかいですね。フェースに吸いつく感じはよく出ています。
ややフェースが開いて当たった時でも、フェースの上でボールが滑る感じが少ないことでも、しっかりボールがフェースに乗っていることが分かります。ネックにメイド・イン・ジャパンという刻印が打ってありますが、国産ならではのこだわりも感じられますね。
ヘッドのサイズはやや大きめで、ショートからロングにかけて段々と顔が長くなっていきます。それによって、重心距離も伸びていくので打点のスピードアップやボールの上がりやすさといった特徴もあります。
そして、もう一つ感じるのが、弾道の美しさ。いわゆるアイアンらしい弾道で、自分が打った感覚よりもボールが上がっています。この辺りはヘッドが助けてくれるという印象が強いですね。
最近のアイアンはユーティリティ化というか、フェースの弾きで飛ばすタイプが増えています。
こういったモデルは前へ伸びる力はあるのですが、アイアンにしては低スピン過ぎるというか、アイアン本来のタテの距離を合わせるとか、インテンショナルなボールでコントロールするという面ではどうかといった印象もあります。
しかし、このモデルはアイアン本来のスピンが効いた弾道が打てる。そういった意味では、アベレージゴルファーからベテランゴルファー、そしてこれからゴルフを始める初心者の人にも薦められます。
初心者が、このような質感のいいモデルを使うことでゴルフの奥行きの深さ、いいクラブと出会う楽しみ、そしていいフィーリングとは何かを探求するきっかけにもなりますからね。
商品詳細
ジオテックゴルフコンポーネントは先頃、"妥協を許さないモノ作りが生んだ、ジオテック最高品質モデル"と銘打った『GTFORGED I-215』アイアンを発売した。
このモデルは、軟鉄鍛造の中でも極めて柔らかい「超軟鉄(S15C相当)」をヘッド素材に採用し、鍛造製法を施すことで、上級者が好むボールがフェースに吸い付くような打球感、そして優れた操作性を実現したものという。
バックフェース(キャビティ)部は極めて精密なCNCマシン加工で切削。高級感のある見た目を表現する一方、中央部にアンダーカット構造を施すことで、絶妙な重量配分を実現し、SS(スイートスポット)高20.3㎜の低重心化と、左右MI(慣性モーメント)2566?を達成している。
また、重心深度を14.6㎜と深い位置へ移動させることで、しっかりとした高弾道を放てるモデルに仕上げたという。さらに、7番のFP(フェースプログレッション)を2.5㎜とグースネックにしながらも、滑らかな研磨加工でアドレス時にはグースに見え難い美観を達成。
軟鉄鍛造としてはソール幅をやや広めに取り、リーディングエッジ側にクレセントカットを施すことで、抜群の振り抜けも獲得したという。
■素材:超軟鉄鍛造
■仕上げ:ニッケルパールクロームメッキ・サテン(本体)、CNC 加工(バックフェース)、サンドブラスト(フェース・トップブレード)
■ルール適合
■ホーゼル内径/外径:9.45/13.5㎜
■番手:#4(ロフト角22度)、#5(同25度)、#6(同28度)、#7(同32度)、#8(同36度)、#9(同40度)、PW(同45度)
■価格:1万2000円(税別)/ 個
商品のお問い合わせ:ジオテックゴルフコンポーネント
TEL:0120-168-188
http://www.geotechgolf.com/