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  • ゼクシオがついに10代目。ダンロップ、初代から40ヤードアップしたXXIO Xを発表

    片山三将
    1965年生まれ、東京都出身。 1992年「月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド」(GEW)を発行する株式会社ゴルフ用品界社に入社。以来、編集&クライアントへの広告・企画を担当。 その一方、国際事業部の責任者...
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    「初代から今回の10代目で、ドライバーの飛距離が合計40ヤードも伸びました」 そう豪語するのはダンロップスポーツ。同社は10月2日、2000年の初代から数えて10代目となる『XXIO X(ゼクシオ テン)』を発表し、12月9日の発売に向けて前景気を煽った。 新商品はドライバー・フェアウェイウッド・ハイブリッド・アイアン・パターのフルラインアップで、10代目のキャッチコピーは「飛びの“芯食い体験”」というもの。クラブメーカーは、新商品の発売ごとにゴルファーの琴線を揺さぶるキャッチコピーづくりに悩んでいるが、『ゼクシオ10』は「芯食い」を掲げて勝負を挑む。 ご存知のように『ゼクシオ』は、クラブ史上に燦然と輝くロングセラーブランド。シニアゴルファーからの人気が高く、初代からの合計販売本数は1905万本を超え、185万本を目指す10代目で累計2000万本を突破したいと鼻息が荒い。 そのためかどうか、前作の9代目はドライバー価格が8万8000円だったが、今回は8万円に値下げして、キャロウェイゴルフの『EPIC』ら強豪がひしめく年末商戦にぶつける構え。 ところで、「芯食い」とは一体、何なのだろう? この言葉に、『ゼクシオ10』の新機能が集約されているという。 具体的には、スイング時の身体のブレを抑えることで打点を芯に集める新開発のシャフトと、芯の反発性能を最大限まで高めたヘッドの相乗効果で、同社はこれを「TRUE-FOCUS IMPCAT」技術と呼んでいる。 たとえばヘッドの場合、スイートスポット(芯)に当たらなくても、ジャストミートの感覚が得られる範囲をスイートエリアというが、『ゼクシオ テン』の場合は、 「当社では、フェース面におけるスイートスポットの反発係数を0・820~0・822に設定しており、芯を外しても芯を食ったと感じる反発エリアを0・770以上に設定しました。その反発エリアの大きさは、前作の9代目が芯を中心に直径31㎜でしたけど、10代目の今回は35㎜まで広げたのです」(開発担当者) これにより「芯食い」の可能性を広げたわけだが、シャフトについても「芯食い機能」が満載だという。 ダンロップスポーツの話を聞いてみよう。 「実は、『ゼクシオ10』で着目したのは、ゴルファーのスイング中の身体の動きです。アベレージゴルファーの多くはスイングの後半で最大約40kgf(ヘッドスピード40m/sのゴルファーの場合)もの力が身体、特にのど元の部分に掛かることでバランスを崩しやすくなり、それが打点のバラツキにつながることがわかりました。 そこで当社のシミュレーション技術を活用して、身体への負荷(力)を軽減するシャフト構造を研究。身体に掛かる力を抑制するには、クラブをできるだけ身体の近くに通しながら、インパクト直前にその力を開放し、クラブを素早く通過させることが効果的となったのです」 アベレージゴルファーの多くが、前のめりなどでフィニッシュが取れない経験をもっているが、クラブを身体の近くに引き付けて、一気に振り切ればバランスが保てる。これにより「芯食い率」を高めたという。

    打点のバラつきを28%も抑制

    このシャフトの動きを同社は「粘って、粘って、最後に一気に走る」と表現する。東レと共同開発した新軽量素材をバイアス層にいれるなどで、スイング時の負荷が前作比5%減。モニターテストでは、打点のバラつきが28%も抑制されたという。 また、商品のバリエーションも増やしている。レギュラーモデルの「ネイビー」と「レッド」、競技ゴルファー向けの「Miyazaki Model」、そして「クラフトモデル」と盛りだくさん。シニア向けのブランドと見られてきた『ゼクシオ』だが、モデルを増やすことで40~50代の中高年層に需要を広げたいと考えている。 実際、その効果は出ているようだ。 「前作の『ゼクシオ9』から少しハードな『Miyazaki Model』を発売しましたが、これが多くの40~50歳代のゴルファーに支持されて、ゼクシオドライバー全体の2割まで構成比が上がっています。また、カラーカスタムの要望も年々増えているので、『ゼクシオ テン』では多様化するニーズへの対応や、新たな顧客の掘り起こしも行います」(広報担当者) ドライバーのヘッドスピード別の対象者は「レギュラーモデル」、「Miyazaki Model」ともにシャフトフレックスSが40~48m/s、SRが37~45m/s、Rが33~42m/s、そしてレディスが35m/s以下となっている。 国内市場では17年間トップシェアを誇る巨艦・ゼクシオ。その反面、シニアが多く集まるゴルフ場では1組に複数の『ゼクシオ』が並ぶ光景も珍しくない。普及率の高まりは、「マイ・ゼクシオ」の所有感が薄くなる痛みもあり、カラーカスタムやバリエーションの多様化は、これを解決するための一策といえる。 ゴルフ専門店の関係者がこう語る。 「今年の秋は豊作です。久しぶりに、各社とも素晴らしい商品が出揃った。その中で10代目の『ゼクシオ』がどのような評価をされるのか、楽しみですね」 多くのメーカーが、今年下半期の主力商品を9月に発売した。それより遅れて12月に登場する『ゼクシオ10』は、先行馬をまくれるか? 12月9日の出走が注目される。 『ゼクシオ テン』全国試打会、開催!
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