PXG(Parsons Xtreme Golf)は11月13日、ザ・リッツ・カールトン東京にて創業者ボブ・パーソンズ氏の来日記者発表を行った。当日は今年8月に総代理店契約を結んだ株式会社JMC GOLF 代表取締役 武藤拓也氏も迎えての発表会となった。
記者会見の内容は「日本のゴルフ市場における展開について」、30分という短い時間の中、ボブ・パーソンズ氏による質疑応答がひたすらに行われる形となった。
「まず日本市場への足掛かりとして、JMC GOLFと総代理店契約を結びました。それによって日本のゴルファーをサポートしつつ、『PXG』ブランドの存在を広げていきたいと思っています。投資に不安? そんなものはありませんよ。何故なら投資の規模もそうですが、私達と同じ手法で臨む企業は他にはないと自負しているからです」(ボブ・パーソンズ氏)
すでに縮小状態に入っていると懸念されている近年のゴルフ市場において、「不安はない」と断言するボブ・パーソンズ氏の自信は並々ならぬもの。それだけにクラブ作りへのこだわりと、それが日本でもヒットするという絶対の信頼が背景にあるのだと感じさせられる。
さらにボブ・パーソンズ氏は続けてこう語る。
「もちろん日本のゴルフ市場に合わせたクラブも制作していきます。その場合、3つのポイントがあって、1にクラブを軽くすること、2に非常に高い性能と品質の提供、3に日本のゴルファーの高いレベルに合わせたモノ造りを念頭に置いて作っていきたいと考えています」
他にも革命的な新商品を考えているとのことだが、残念ながらそれはまだ「ノーコメント」とのこと。一方で日本でのプロ契約については、
「現時点ではノーですね。ただ、可能性はあります。プロ契約はガールフレンド探しに似ていて、重要なのは『自分のことを好きになってくれる人』であることと同じように、まずはPXGを気に入ってくれた選手のほうから歩み寄って頂けたらと思います。松山英樹選手ですか? 彼からはまだ連絡をもらっていません。松山英樹選手なら大歓迎ですよ(笑)」
現時点では消極的ではあるものの、返事をくれればいつでも受け入れるという姿勢を発表した。
年商は80億円程度でPXG従業員数は170名。総資産で約3000億円、経営会社15社で総従業員数は約700名という規模を持ってこだわりのゴルフクラブを製造しているPXG。日本市場への先行投資も、未来への花を咲かせる道となるか。
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