コナミスポーツが大量導入したディテクトの弾道測定器『プリズム』の実力

コナミスポーツが大量導入したディテクトの弾道測定器『プリズム』の実力
ゴルフはデジタルで上手くなる、もっと飛ばせる――。 昨今、インドアゴルフスクールが隆盛だが、レッスンやクラブフィッティングの場で様々なデジタル機器が活躍している。タブレットでスイング動画を確認したり、インパクトゾーンを高速度カメラで撮影してヘッド挙動の傾向を探る・・・。趣味が嵩じて個人宅へシミュレーションゴルフを設置するケースも年々増えていると聞く。 ディテクトの簡易型弾道測定器『Swingbetter-PRIZM(スイングベタープリズム)』もそのひとつ。このほど、コナミスポーツ40店舗へ導入された。*画像はコナミスポーツ目黒店 新製品の「プリズム」は、最上位機種の『Swingbetter‐PLESIO』の性能を限定(フィッティングモードなし)した、コンパクトかつ低価格(68万円)にした弾道測定器だ。同社は高速度カメラを得意とするカンパニーで、浮谷卓匡社長が次のように説明する。 「『プリズム』はインターフェースをUSB3にしたことにより、計測時間を大幅に軽減、さらにショットエリアも従来の約2倍に広がりました。秒間1000コマの高速カメラにより、インパクトの瞬間をとらえ、ボールの初速、打ち出し角、スピン量などを算出。弾道のシミュレーションを行うほか、インパクトのスローモーション映像も再生されます」 これ以外にも練習場モードのほか、ラウンド及びオンコースレッスンモードを標準サポートしているため、これ1台で様々な用途に活用できるという。

クラブフィッティングで活躍『SwingbetterPLESIO』

  一方、フラッグシップモデルの『Swingbetter‐PLESIO(スイングベタープレシオ)』は、量販店の二木ゴルフや有賀園ゴルフなどに導入されており、クラブフィッティングで活躍中。1秒間に1000コマ撮影出来る高速カメラと、2万分の一秒の高速ストロボを2セット使用した弾道測定器で、ボールや、ヘッドの計測に加えインパクトの瞬間をスローモーションで再生することができる。また、高精度キャリブレータを標準装備しており、簡単操作で常に購入時と同じ精度が保てるという。 さらにフィッティングモードでは、クラブヘッドにマーカーを貼付することにより、インパクト時のクラブ挙動を計測。従来のヒットポイント、ブロー角、ヘッド軌道の3つに加え、ライ角、ソール角、シャフト角、ロフト角、フェース角を数値で画面表示。さらにインパクト前後のリアルな高速映像をスローモーションで再生、クラブやボールの詳細な動きを確認できる。そのデータを基にスイングテンポやリズムも表示できるので、レッスンの場でも導入が相次いでいるとか。 顧客のスイングデータを蓄積・検証しながら、インパクト効率を徹底解明できるので、クラブフィッティングやレッスンの場において一層説得力が増しそうだ。 「設置実績は300台を突破。すべて国内で生産しているので、メンテナンスも万全です」(浮谷社長) と、自信満々。 『Swingbetter PLESIO』と連動、ショットをするごとにボールが着地した位置の地形に傾き、まるでコースにいる臨場感でラウンドやレッスンができるオプションの『ゴルフスタンスプレートDGP1500』(98万円)と組み合わせることもできる。 なお、下記動画は、2018年3月に開催されたジャパンゴルフフェア会場のもようを収録。ディテクト浮谷卓匡社長に「プリズム」について聞いた。 ■お問い合わせ ディテクト TEL03-5457-1212 www.ditect.co.jp