室内でゴルフを楽しむシミュレーションゴルフが人気。当初はゴルフバーからはじまったが、その後スクールも導入して需要が増えた。メーカー数も増加して、高機能で価格もこなれたため、自宅に設置する富裕層も多い。
そのゴルフシミュレーターで国内トップの販売実績というのがファイン社。創業は1989年で、アミューズメント施設を運営中。2000年にゴルフランド事業部を立ち上げて業界参入を果たしている。
シミュレーションゴルフの製造販売を手掛けたのはそれより早く、20年の実績だという。東京エリアマネージャーの松田幸洋氏が経緯を話す。
「自社運営のアミューズメント施設に設置していた他社の初期型ゴルフシミュレーターに満足できず、一から自社開発をすることになったのがゴルフランド事業のスタートです。当初、独自での開発が思うように進まず、イギリスのスマートゴルフ社より3ラインセンサーの技術提供を得て発売することになりました」
それが人気商品となった『JoyGolf』だとか。現在の主力商品は『JoyGolf Smart+』と『G-Shot Smart2』。アイテムを増やして商品構成に厚みを加えた。
そのせいか、現在は「個人宅需要」が大半を占めるようになったという。また、三菱地所と提携して、大型マンションの共有スペースに設置するケースもあるのだとか。
一体、どんな製品なのか? 詳細を見てみよう。
G-SHOT SMART2
この機種の特徴は、ラウンドモードで49コースを内蔵し、最大6人まで楽しめる点。練習モードに設定すると「ドライビングレンジ」「打ちっ放し練習」「ニアピン」「ショートコース」「パッティング」「スイングモーション」「カメラによるスイングチェック」などができるほか、マッチプレーやフィールドトレーニングのモードなど、キメ細かな作り込み。
販売先はゴルフスクールが多く、レッスンの現場からの要望を受けて改良を重ねてきた経緯がある。現在も改良中ということで、進化途中といえるだろう。
導入店のマルイファミリー志木店森光太郎店長がこう話す。
「実際に体験してみて素晴らしいと思ったのは、データが豊富なところです。飛距離はもちろん、左右の曲がり幅や高さ、打ち出し角にサイド・バックスピン量、フェースの開き角、ヘッドスピード、初速、ミート率といったように、弾道測定器並の情報が得られる点も良いですね」
さらに正面、後方の2点からカメラで撮影したスイングチェックは映像確認だけではなく、ラインも引けるからスクールでの使い勝手も良さそうだ。
G-SHOT SMART2の特長を動画で解説
G-SHOT SMART2価格：300万円
JOY GOLF SMART+
赤外線センサーから高速度カメラセンサーへ
従来の機種を改良して登場したのが新製品の『JOY GOLF SMART+』。基本的なプレーメニューは『G-SHOT SMART2』に準じるが、大きな変更点は赤外線センサーから高性能ハイスピードカメラセンサーになったこと。これにより格段に進歩を遂げている。
センサーはハイスピードカメラ内蔵のボックスを天井に設置するだけ。これを配線でPCにつなぐだけだから、設置時間も大幅に短縮できる。
『G-SHOT SMART2』に比べ表示されるデータ量も増え、高性能ハイスピードカメラは1秒間に5000コマ以上の撮影が可能。また、天井に設置されていることから、ボールの真上から映すスナップショットモードも完備。これ以外にも、クラブのヘッド軌道とインパクト時のフェースの開き具合、ボールの打点（ネック、トウ側、センター等）をスロー再生する。
さらにスイングモーションのカメラもグレードアップ。こちらは1秒間に120コマなので、シャフトやゴルファーの挙動がより正確に観察できるから、説明に説得力が増しそうだ。
JOY GOLF SMART+の特長を動画で解説
JOY GOLF SMART+価格：500万円
商品のお問い合わせ ファイン ゴルフランド事業部
TEL：0120-276-668
http://www.golfland.co.jp/
今年3月、丸井志木ファミリー7Fにベストスポーツがオープン
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「ゴルフランドのニューモデル「JoyGolf Smart+」をはじめ、根強い人気の「G-Shot Smart2」を併設。ゴルフグッズは勿論、レジャーなどで人気のフォールディングバイクなども多数取り揃えたオシャレなショップとなっております。皆様、是非お越しください！」（清水一真主任）[/caption]
取材協力：ベストスポーツマルイファミリー志木店
埼玉県志木市本町5-26-1マルイファミリー志木7F
TEL：048-423-0881
営業時間10：30~20：00
