7万7000件のデータから生まれた『319』と『719』
ミズノは9月7日、『ミズノプロ319』と『ミズノプロ719』を発売する。「ミズノプロ」といえば昨年9月に誕生したカスタム専用のシリーズで、全国約350店舗のミズノゴルフカスタムフィッティングショップにて、フィッティングを介して販売されるシリーズだ。
昨年9月に新たなフィッティングツール「シャフトオプティマイザー3D」を同店舗に導入して、3球の試打だけでドライバーからウエッジまで最適なクラブを導き出してくれる「ミズノ パフォーマンス フィッティング システム(MPFS)」を活用。短時間で正確なフィッティングを提供している。
そのMPFSはシャフトオプティマイザー3D」と専用アプリがインストールされたタブレットがBluetoothで接続されており、3球の試打でゴルファー個々の「スイングDNA」9項目が瞬時にデータ化されてタブレット上に表示。
そのデータは、昨年9月の発売直前の8月から収集され、今年5月末までに7万7000件のフィッティングデータを得ている。そのデータから既存の『118』『518』『918』『Ti18』でカバーできない傾向のゴルファーに向けて開発されたのが『319』と『719』ということになる。
『118』『519』『918』『Ti18』と『319』『719』は何が違うのか?
「ミズノプロ」は端的にいえば、「MP」シリーズのアイアンと考えれば分かりやすい。「ザ・マッスルバック」の『118』、バックフェースにチタンを圧入した『MP59』の後継モデル『519』、大型ヘッドで軟鉄鍛造ボックスキャビティの『918』、そしてチタンフェースの『Ti18』が、これまでのラインアップだ。
それに加えて、『319』は打感を進化させたハーフキャビティアイアンというポジション。重心距離を少し長めに設計してかつ『118』と同じストレートネックながら、『118』と比較して捉まりやすさを抑えたモデルといえるだろう。一方の『719』はミズノ軟鉄鍛造史上最高反発のアイアンと謳っている。
バックフェースの中央からキャビティ部を削るのではなく、ソール側から堀削することで打球部裏側を薄肉化。5番アイアンの反発性能は『918』の0.802に対して、『719』は0.816までアップ。また、『518』『918』よりも重心距離が長い設計で、『319』同様に捉まりすぎを抑えている。
そこで、まずはゴルフ事業部の竹生一貴氏に『319』と『719』を解説いただいた。
試打データで見る『118』と『518』の間にある『319』とは?
ということで、今回もGEW吉村が「ミズノプロ」5機種をGEW吉村が打ち比べ。まずは『118』と『319』と『519』は試打データから何が分かるのか?
試打データでみる『518』と『918』の間にある『719』とは?
GEW吉村にとって『918』は打ちづらい。それも試打データに表れていた。
フィッティングすれば分かる「ミズノプロ」シリーズの選び方
とはいえ、選び方が分からないというゴルファーは多い。分からないなら、やはりフィッティングだ。
尚、最後の動画は7月17日に開催されたメディア試打会の様子を掲載。