『タッチフォーカス®』は老眼ゴルファーを救えるのか? プロが検証 ~インタビュー編~(㏚)

『タッチフォーカス®』は老眼ゴルファーを救えるのか? プロが検証 ~インタビュー編~(㏚)
「ゴルフは目からの情報が重要です。特にアプローチやパッティングにおいては、目から得た芝目や傾斜などの情報を元に、その他の五感や足裏でその情報が間違っていないかを確認して、パフォーマンスに繋げます。 ところが、早い選手だと40代後半くらいから、次第に目からの情報が取れなくなってきます。 原因は『老眼』による視力の低下ですが、意外と本人はそのことに気づかずに、頭に描いているパフォーマンスとのギャップからプレーがうまくいかなくなり、ゴルフをやめてしまう方が増えています」 そう語るのは、日本プロゴルフ協会(PGA)副会長の槇岡充浩プロだ。見ることとゴルフの密接な関係性を槇岡プロは指摘するが、近年は自らも目の悩みを抱えている。 そんな視力低下に悩むゴルファーの救世主になるかもしれない製品が発売された。 テンプルのセンサーをタッチするだけで、瞬時に遠近を切り替えることができる次世代メガネ『TouchFocus®(タッチフォーカス®)』がそれだ。 今までのメガネの常識を覆す数々のテクノロジーが含まれている。 果たして、『タッチフォーカス®』は老眼ゴルファーを救えるのだろうか? 槇岡プロに『タッチフォーカス®』を使ってもらい検証する。

『タッチフォーカス®』について槇岡充浩プロが語る

『タッチフォーカス®』は槇岡プロにどう映ったのだろうか? 動画インタビューを行った。 特筆すべきは、老眼でプレーに影響が出ているゴルファーが多いということ。 特にシニアプロがグリップを工夫したり、パターを長尺に変えたりするのは、老眼によって目からの情報量が少なくなってきて、それを補おうとしていることが影響していると槇岡プロは語っている。 最後に、『タッチフォーカス®』の可能性について槇岡プロのコメントを紹介する。 「一言で言うなら、『痒い所に手が届く』メガネ。自分が失いかけたものをタッチすることで表現してくれます。 現在、ゴルフ人口の7割が高齢者です。 加齢による視力の低下で、ボールが見えづらくなり、思ったようにプレーができなくなると、ゴルフをもう辞めようかなということになってしまいます。 『タッチフォーカス®』は、そんな人がもう一度ゴルフ寿命を延ばすチャンスを得られるメガネだと思います。 そういう意味では、ゴルフ業界を活性化してくれるメガネになると思います。 今後の『タッチフォーカス®』ですが、今年1月からゴルフのルールが改定され、距離計が使えるようになりました。 例えばタッチすることでメガネの液晶に見たところの残り距離が表示されるメガネなんて作ってもらえたら面白いですね。新たなテクノロジーも期待しています」

「ジャパンゴルフフェア2019」に出展 ゴルフによりマッチした新商品も

三井化学は、2019年3月22日(金)~24日(日)にパシフィコ横浜で開催される「ジャパンゴルフフェア2019」に出展して、『タッチフォーカス®』を展示予定。 同社マーケティングマネージャーの三國達也氏によると 「ブースでは、特にアプローチのシーンを想定した遠中の広くクリアな視界が体験できるデモンストレーションなど、『タッチフォーカス®』のメリットを体験してもらえるような企画を考えています。多くのゴルファーの方に試してもらいたいですね」

『タッチフォーカス®』とは

※商標「タッチフォーカス」「TouchFocus」は、三井化学の登録商標です。 協力: 東京メガネ 西武池袋店 (『タッチフォーカス®』取り扱い店)

槇岡充浩プロの紹介

1977年、日本大学ゴルフ部キャプテンとして大学日本一に貢献。1986年、JPGAプロテストに最少スコア新記録でトップ合格。日本、ヨーロッパ、アメリカなどのツアーを転戦する傍ら、欧米のティーチング理論を学ぶ。 現在は日大ゴルフ部コーチ、友利勝良などのプロコーチ、数多くのアマチュアコーチ等で活躍し男女、若手、ベテランの垣根を越えゴルフ界の「引出」の深さは誰もが認めるところ。 さらに、日本プロゴルフ協会のジュニア育成プログラムの中心となり、将来の日本を代表するゴルフアスリートの発掘・育成の為に全国のジュニアレッスンプログラムの牽引者として、全会場に参加し、フルスイングの力を注いでいる。 10年程前より毎年オフシーズンに若手男女プロを引き連れ、海外合宿が定番化しヘッドコーチ役として精力的にゴルフと向き合い、更なる可能性を求め活動中である。 また、LPGAツアー、JPGAシニアツアーのゴルフ中継ではラウンドコメンテーターをはじめネット配信ゴルフ中継の解説などを務めており、ツアープロとティーチング双方の経験を生かしながら多面的な角度からのゴルフコメントが好評で、視聴者からの支持も高く、番組リポ―ト中の会場ではギャラリーから声が掛かる事も有り、穏やかな人柄を表すエピソードにもなっている。 2018年「公益社団法人日本プロゴルフ協会」副会長就任、及び広報担当。