インパクトゾーンを長くキープ、高い方向安定性のオートフレックスシャフト

インパクトゾーンを長くキープ、高い方向安定性のオートフレックスシャフト
昨春、日本に上陸した韓国生まれのシャフトが『オートフレックスシャフト』だ。その特性は、昨今の「軽硬」が主流の市場にあって、「軟らかいのに安定した挙動」にあり、「驚異的な撓りで飛距離アップを実現する」というものだ。 既に海外ツアーでは飛距離性能と安定感が認められ、使用プロが増えてきているという。 その『オートフレックスシャフト』に追加になったのが、FW用の「SF405X」と「SF505xx」、ユーティリティ用の「SF405X」の3種類。 これにより非力なゴルファーからハードヒッターまで、幅広い ニーズに応えるラインアップが揃うことになった。 そこで今回は、ギアの賢者・ソクラテス永井延宏プロが、FW用、UT用、アイアン用の『オートフレックスシャフト』を検証する。

まずは動画でソクラテス永井延宏プロの試打インプレッション

FW用「SF505xx」

第一印象は硬さをあまり感じすぎないということでしょうか。それ以上に『オートフレックスシャフト』特有の撓りというか、シャフトの挙動を感じやすいことが特筆されます。これがトップスイングからの切り返しでのタイミングの取りやすさに繋がっており、プラスの要素ですね。 それに加え、撓り戻りでシャフトが変形した状態が長く続きます。そういう意味ではムチのような撓りのイメージではありません。ですので、ヘッドもしくはクラブがスイング中に作るエネルギーをロスなくインパクトでボールに伝えることできます。結果として、ヘッドの軌道が安定して方向性の向上にも寄与しています。 3Wですがインパクト効率も1・49、距離もトータルで245・1ヤードと素晴らしい結果です。 FWの安定性、方向性を求めるゴルファーに最適なシャフトだと言えそうですね。

UT用「SF505」

今回はヘッドに4UTを使用していますので、ロフト角は20度前後だと思いますが、結果は非常に良い弾道ですね。キャリーが193・4ヤード、トータル飛距離も202・8ヤード。方向性も良く、フェースの向き、ヘッドの軌道も操作もしやすかったと思います。 このUT用シャフトは『オートフレックスシャフト』の特長をより感じやすい。撓り量は多いのですが、通常なら撓り戻りの多いシャフトはムチのように撓り戻るイメージです。ところが『オートフレックス』の場合、撓り戻り後の状態をキープしている時間が長い。 特にアマチュアゴルファーは、トップからダウンスイングに移行する瞬間に、コックが早く解けてクラブを外側に投げ出す動きになりがちです。エネルギーロスに繋がる動きですが、『オートフレックス』の場合はスイング中の撓り戻り後の状態をキープする時間が長いので、エネルギーロスを解消することに寄与していると思います。ゴルファーやシャフトが作るエネルギーを無駄遣いせず、キープしながらインパクトを迎えるシャフトです。

アイアン用「SF505」

アイアン用『SF505』も撓り戻り後の状態をキープする時間が長いのは同じようなイメージです。 スイングはテークバックでヘッドが遅れながらシャフトが立っていき、グリップエンドからダウンスイングに入ってヘッドが遅れてきます。そのクラブの3次元的な動きに、『オートフレックスシャフト』の独特な撓りが導いてくれます。ダウンスイングでスイングプレーンに入ってからクラブを起こしてインパクトゾーンに入ってから、そのインパクトゾーンを長く保つのが『オートフレックス』の撓りの特長だといえるでしょう。 結論からいえば、アイアン用も『オートフレックス』独特の撓り戻りがタイミングを取りやすく、長いインパクトゾーンで、効率の良いインパクトを迎えるシャフトだといえるでしょう。 お問い合わせ先: ゴルフジャパン販売 03-6271-0160 AutoFlex FW,UT,IRON