ビクセン(Vixen)は3月、レーザー距離計『VRF1000VZ』(3万800円)を発売した。同社は天体望遠鏡のシェア日本1位かつ世界3位の総合光学機器メーカーだ。天体観測は夜空に浮かぶ淡い星の光を見るもの。それだけにレンズの性能が非常に重要だ。同社は昨年末、レーザー距離計『VRF800VZ』(2万7500円)を発売。価格.comレーザー距離計部門で1位を記録するなどゴルファーに浸透した。今作はさらに「見やすさ」にこだわったフラッグシップモデルに仕上がっている。
そこでゴルフ・ユーチューバーの「もちけん」こと剣持江里加さんが同製品を使いながらラウンド。その性能を解説する。
【動画】『VRF1000VZ』でコースを攻略!
もちけんが『VRF1000VZ』を使ってラウンド。動画内ではビクセンの成相茂雄取締役も開発のこだわりポイントをゴルファーに解説。その動画を観てもらいたい。
隣ホールのおじさんのキャップロゴまでハッキリの見やすさ
もちけん まず専用のハードケースですがベルトルーフが開閉式になっているので後からつけ外しができるのは便利です!一日中つけているわけにはいきませんからね(笑)。それとケースの微妙な開閉角度にこだわっているのと、ケースのファスナーを閉めなくても赤いゴムをフックに引っかけるだけでケースが閉じられるので便利です。レンズだけ作っているわけじゃないんだなと実感しました(笑)。本体を手に持つと軽いですね。デザインも赤と白で男性も好みそうな感じです。
早速ファインダーを覗いてみましたが、隣のホールでプレーするおじさんのキャップのメーカーまではっきり見えます!ここまで鮮明に見えるレーザー距離計ってなかなかないと思うので驚きです!
あとピントの幅を広く設計しているようなのでセカンドショット以降にわざわざピントを合わせなくていいのと、ポケットの中で服に当たってピントが少しズレても問題ないのでその辺も見やすさにこだわっている部分だと思います。
手振れも気にならない計測の速さ&3つのモード
もちけん 早速計測してみましたが、鮮明なので目標に当てやすいのと400ヤード以上先のピンがすぐに測れました!これだけ遠いと手振れが気になりそうですが、それも感じないくらいの速さでノーストレス。計測速度は最短で0.3秒とのことですが、距離が測れると振動するのも便利です。体感的にはボタンを押した瞬間測れて振動する感じですね!
計測モードは3つあって、アマチュアゴルファーが使う「高低差モード」のほか、「通常モード」と「ピンシークモード」の場合は測定中に緑のランプが点灯してくれるので競技でも安心して使えそうですね。
あと私はよくサングラスをかけてプレーするのですが、距離などの情報を一か所に集中してくれているのでサングラスや眼鏡をかけたままでも表示が欠けずに見やすいですね。
『VRF1000VZ』を使ってみて
もちけん ラウンドで一日使ってみましたが、一番印象的だったのは計測速度の速さと見た景色の綺麗さです。全く曇りがない感じでさすが天体望遠鏡を作っている会社だと思いましたね!バイブレーション機能も便利ですし、防水防塵(IP54)やレンズが撥水になっている点も嬉しい。プライベートのゴルフでも使いたいと思いましたね。