6月7日(木)ゴルフ5プレステージ新宿店オープン

6月7日(木)ゴルフ5プレステージ新宿店オープン
はじめまして! GEWの新人記者・大矢です。 昨日、「ゴルフ5プレステージ新宿店」(都内渋谷区)のプレオープンを取材しました。オープンは本日、6月7日。スポーツ量販大手のアルペンが運営するもので、コンセプトは「ゴルフ用品を売るだけでなく、新しいゴルフライフをお客様に提案する」というもの。2016年10月に、日本橋に1号店をオープンし、満を持しての2号店です。 入口左側には大きめの電光掲示板がそびえ、ガラス張りの外観はスタイリッシュな印象。通行人からも店内の商品が見やすい構造になっています。 売り場面積110坪の店内に入ってみると、一般的なゴルフショップのそれとは違い、メーカーごとに区分けされた空間ではなく、郊外型の大型店に比べて在庫量が少ない。その理由を同店の小口貴彦店長に聞いてみたところ、合点しました。 新宿店のコンセプトは、「お客様にピッタリの1本を」を合言葉に、フィッティングを第一に考え、ゴルファーに最適なクラブに出会ってもらうことを主眼にしているとのこと。記者が目にした店内のクラブはいわゆる吊るしの売り物ではなく、あくまでも試打用のクラブだとか。つまり、ゴルファーに最適な一本をカスタマイズするための「ベース」でしかないのです。 そのため、店内には4打席の試打スペースを完備。その内2打席は予約制の完全個室となっており、全打席にシミュレーターを導入しています。試打クラブは日本最大級の2700本を保有しているそうで、今後、2~3ヶ月以内には3000本に増やす予定とのこと。 むろん、販売スタッフも精鋭揃い。全国のゴルフ5から9名を選び、小口店長含めた大半が社内の試験を通過した「クラフトマン資格」をもつフィッティングのプロフェッショナルということです。また、近年の外国人観光客の増加に対応するため、中国語、ハングル、英語に対応できるスタッフも配置しているとか。 シャフトのラインアップも豊富。フジクラ、グラファイトデザイン、三菱ケミカル、USTマミヤの製品を幅広く取り揃え、「シャフトは新しいものが発売され次第、どんどん追加していく体制ができています」(小口店長) 記者も実際に、個室試打ルームでフィッティングを体験させてもらいました。 対応してくれたのは、精鋭9名の1人であるクラフトマンの沖宗浩一郎氏。爽やかな笑顔と丁寧な対応に、ホスピタリティの高さを感じました。小口店長の「接客の質にこだわりたい」という言葉を実感できます。 3球ほど試打すると、記者の弾道や普段のゴルフの球筋の悩みを一発で見抜かれました。具体的には、上部、横、後方の3台のカメラを駆使し、ゴルファーのスイングを18パターンに分類。特に上部のカメラでは、インパクトの瞬間の映像から進入角、シャフト傾き、フェース角、打点などを瞬時に解析。そこから最適なシャフトをフィッティングできる仕組みです。またパターに関しても、最新型の「SAM PuttLab」を使ってゴルファーのスイング軌道から最適な1本を提案してもらえます。 沖宗氏によると「我々は、あくまでもゴルファーの要望に寄り添ってフィッティングしていきます。ゴルファーによってはどうしてもこのメーカーのこのヘッドが使いたいという要望もあります。ですから、計測結果から他のクラブがいいとなっても、希望のヘッドで最適マッチするカスタマイズを提案します。クラブとシャフトのデーターは頭にインプットしていますから」 わずか数分でクラブ選びの全てを委ねたくなる気持ちになり、この店のフィッティングへのこだわりを身をもって体験できました。 小口店長はこんな言葉で締め括りました。 「店名はプレステージと名付けていますが、アベレージ層や初心者にも気軽に来店してほしいですね。もし入り口で入店を躊躇されているようなお客様がいましたら、積極的に声掛けをして、入りやすい店内環境にしていきたいと思っています」 AI技術の進歩で、業界によっては販売員が不要と言われる昨今だからこそ、「個」の力、Face to Faceの大切さを重視した店作りに挑戦する。そんな意気込みを実感できました。