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初・中級者はゴルフルール改定に反対0% プレー人口拡大の好機に大キャンペーンを!

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来年1月1日より、ゴルフ規則が大幅に改定される。「2度打ちはノーペナ」「ピンフラッグをさしたままパッティングできる」「肩の高さからのドロップはひざの位置から」などが代表的だ。

背景には、世界的なゴルフ人口の減少がある。ゴルフは丸一日かかる、ルールが難解など、多くの参入障壁が指摘されているが、これを懸念したゴルフ規則の総本山である英R&Aが「規則の簡素化」に踏み切ったもの。

筆者は、初心者やアベレージゴルファーが気軽にプレーを楽しめる下地作りを目的に(一社)ゴルフリサーチを設立。「日本のゴルファー1000万人へ」をスローガンに過去5年間活動し、現在、約950人が加入している。SNSを利用したゴルファーの仲間づくり(ゆるゆるゴルフ)を推進中だ。

以上のことを背景に、来年のルール改定に関わるネット調査を行った。ルールの簡素化が及ぼす影響を調べるためだが、興味深い結果が出たので紹介しよう。

調査は9月、少なくとも3ヶ月に1回はゴルフ場に足を運ぶ30歳から50歳までのアマチュアゴルファー47名を対象に行った。男女比は7:3。質問と回答は以下のとおり。

Q. 現在のルールをどれくらい理解しているか?

現在のゴルフルールをどれくらい理解していますか

完全に理解していると答えたのは13%にすぎず、「なんとなく」「迷惑をかけないくらいの知識」と回答した者は87%にもなる。つまり今のルールを完璧に理解していなくても、ゴルフを楽しめているということだ。

ラウンドをしていると、「知ったふりゴルファー」は意外と多い。自分に有利に解釈する人がいる一方、その反対もよくある。

前進4打ティーで、ティーアップできるできないを議論する人(本来はローカルルールに従うのだが議論には上がってこない)や、池ポチャの時は前進4打ティーでも3打になる、あるいは大雨などの悪条件の時には一回一回拾い上げていいなどの会話も聞こえる。

つまり誰かに聞いたであろうことを、それぞれにさも当然のように理解(したふり)している人が多い。

Q. ゴルフのルールはどのようにして学んだ?

ゴルフのルールは誰から学びましたか

この質問に対しては実に72%のゴルファーが「同伴者から学んだ」と答えた。

いわゆるOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)である。本やネットで自分で調べたり、プロに確認するなどは28%と約3割。多くの人が、プレーしながらルールを学び今がある。

ゴルフのルールに関しては「これはネットでこう書いてありました」という人はいない。つまり「この人は調べているなぁ」と思える人がほとんどいないわけだ。

ネット社会になっても、調べている人は稀なのだが、ギアに関する知識は積極的に仕入れたりする。ルール・マナーは知っている人に聞いた方が早い(楽だ)という感覚が多くの人にあるようだ。

また、組の中で「スコアの良い人」が発言権を有している場面も多々ある。例えば、もともとルール・マナーに知識がない人でも、その組の中では「長」になり、初心者がいれば教える側にまわったりする。これが、異なったルール・マナーが伝えられてしまう要因となっている気がする。

Q. 2019年1月1日からのルール改正は知っている?

2019年1月1日からのルール改正を知っている?

22%のゴルファーが「知らない」「わからない」と答え、47%は「なんとなく知っている」程度。自分で調べたのは25%。つまり1組4人で1名がやっとわかる程度である。ということは、新ルールの施行を誰も知らないという組が、今後現れる可能性は高い。

残り3ヶ月でのこの状況は極めて「危険」だと私は思う。

新ルールでは「ピンフラッグを立てたままパッティングOK」となるが、それを知らず、後続組がブラインドのショートホールなどで打ち込んでしまえば、最悪の場合傷害や深刻なトラブルに発展する。人生初のワンオンに喜ぶ初心者が、一転「加害者」となれば、二度とゴルフはやらないだろう。

このような「事件」が全国で頻発すれば、間違いなくゴルフ人口の減少に拍車が掛る。私はそのことを危惧している。

前述したように、知っている人に聞けばいいという感覚が多くの人にある。自分で調べる25%の人材が、新ルールについて教える立場になるとすれば、この層が間違った解釈をしないよう、ゴルフ界やゴルフメディアはあらゆる機会を捉えて「正しい規則」を発信する必要があると考える。

Q. ルール改正に賛成?反対?

2019年1月1日からのルール改正に賛成?反対?

今回の有効回答者は47人だが、ルール改定への反対票が0だったことは最も特筆すべきところだと思う。賛成も「なんとなく」を含めれば75%近くに上る。これは、アマチュアゴルファーが今回の改定に好意的な裏付けだろう。

また、賛成派の7割以上が「プレーのスピードアップ」を好意的に感じている。他人にスロープレーを指摘することは、時間の感覚が人それぞれ異なるため難しく、また、注意する側にもストレスが溜まる。今回、ゴルフ界全体が「早いプレーをするため」に動き始めたことは、そのストレスを解消する意味でも好感できる。

今回のアンケートで感じたこと、そして未来予想図

7割以上の回答者が、ルール改定に歓迎の意を表している。

ゴルフルールは「難しい」と大半の人が感じており、今回の改定でシンプルかつ簡単になるとの期待を持っている。これは、初心者を連れて行く場面でも「誘いやすさ」に直結するはずだ。

ゴルフはスポーツの中でも離脱率が最も多いスポーツと言われるが、筆者はそのことを過去5年間の活動で肌身に感じてきた。他のスポーツや趣味に比べ、料金の高さとプレー時間の長さが障害になっている。

ただ、一時期は国民的スポーツとして1000万人ものプレー人口を誇っていたことを思えば、上記のことは言い訳にならないだろう。ゴルフ自体は、時代の変化とは無縁に存在している。変わったのは私たちであり環境だ。趣味の多様化が加速して、「時間消費」が重視される時代となった今、ゴルフの実力が試される。費用対効果や時間対効果が厳しく問われ、様々なエンターテイメントが群雄割拠している。ゴルフは、これに対応しなければ生き残れない。

筆者は、ゴルフはどのスポーツよリも突出して楽しいと思っているし、継続しているゴルファーの多くはそう思っているはずだ。時代が変わっても変わらないのはゴルフの奥深さだけに、ハマれば強い。

その意味で今回のルール改定は、ゴルフを普及するための好機といえる。筆者は「イージーゴルフ」を唱えているが、ゴルフ界全体がこの機を逃さず、一大キャンペーンを張るべきだろう。

「ルールが変わったからゴルフに行こうよ!」「今までよりイージーになったから楽しいよ」

そんな誘い文句で仲間を増やせれば、筆者が提唱する「目指せ1000万人」も夢ではないと考える。

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ライター紹介 ライター一覧

長野 豪洋

長野 豪洋

一般社団法人ゴルフリサーチ 横浜&湘南ゆるゆるゴルフ発起人
1979.3.31生まれ
日本ゴルファーを1000万人にするそんなスローガンをもって日々アマチュアゴルファーの意見を吸い上げながらチャレンジを重ねています。想像できる未来はきっと叶う。

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