「日本一曲がらない男」稲森佑貴が曲がらないコツを伝授

「日本一曲がらない男」稲森佑貴が曲がらないコツを伝授
『スリクソン』契約の稲森佑貴プロが先頃、神奈川県の藤沢ジャンボゴルフでトークショーを開催した。同プロは、昨年の日本オープンで国内男子ツアー初優勝、年間8000万円余りを稼いで賞金ランキングも3位につけた。 その勢いを駆って、自身初となるUSPGAツアー「ソニーオープンinハワイ」に出場、予選通過も果たしている。今、国内男子ツアーではノリに乗っているプロのトークショーだけに、どんな話が飛び出すか、来場者の注目が集まった。 トークショーは司会の女性からの質問に稲森プロが答える形だったが、内容は日本オープンでの思い出や初参加したUSPGAツアーの体験談、そして「日本一曲がらない男」が伝授する曲げない極意など、ゴルファーにとっては興味深い話を披露した。 曲げない極意についての詳細は動画を見てほしいが、その一部を紹介する。 「コースを広く使うことです。どうしてもOBやハザードがあると、『そこに打ちたくない』という意識が強くなります。そして、結果としてそこに打ってしまう。でも、例えば左はOB、右はバンカーだったら『バンカーに入ってもいい』くらいの気持ちで打つ。そうすればプレッシャーも少なくなるので上手くいきます」 考え方、気の持ちようで大きなミスが防げる。それが曲がらないショットにつながると稲森プロはアドバイスする。 また、初めて参加したUSPGAの試合で海外選手とプレーした印象については、「とにかく彼らは諦めません。バンカーのアゴや林の中にいっても、そこからリカバリーしてくる。自分ならボギーを覚悟するようなところからパーやバーディーを取ってきます。その差が大きいと感じました」とのこと。ネバーギブアップの精神が、スコアに大きく現れることを痛感したという。

NEW スリクソン Z-STARで日本オープン優勝

稲森プロは、昨年の日本オープン優勝時にすでに今年2月8日から発売されたNEW『スリクソン Z-STAR』を使用。前作との使用感の違いについて次のように語った。 「自分は飛距離が出る方ではないので、セカンドショットで長い番手を多く使います。その際、ピンをデッドに狙うにはスピンが必要なのでボールは飛距離よりもスピンを重視します。今回の新製品はスピン量がレベルアップしていて自分のプレーに対してすごく手応えを感じましたし、飛距離も落ちない。だからそのまま替えられました。 あと、バンカーやアプローチショットで低いボールでスピンが入りやすい。スコアメイクもしやすくなりました」という。 自分のプレースタイルに合うだけではなく、ボールがそのレベルを引き上げたくれたとも語っている。

ゼクシオクロスの7番アイアンで180ヤード超

また、トークショーの後に実施されたデモンストレーションでは、3月9日から発売される飛び系アイアン『ゼクシオ クロス』をテスト。7番アイアンで180ヤードを超え、「めちゃくちゃ飛びますね。それにすごく打ちやすい」とその使用感の良さを実感、アマチュアがやさしく飛ばせるモデルとも推奨している。

鍛錬を絶やさぬ職人の掌

最後に「日本一曲がらない男」の左の掌を撮らせてもらった。筆者よりも半関節ほど小さく肉厚で柔らかい。でも、タコは石のように硬い。鍛練を絶やさぬ、職人の掌だ。

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