ジャパンゴルフフェア有賀園ブース 古着2枚持参で商品券進呈の予算600万円

ジャパンゴルフフェア有賀園ブース 古着2枚持参で商品券進呈の予算600万円
写真は3月19日にオープンした有賀園ゴルフの御茶ノ水・神保町店。首都圏を中心にロードサイドの大型店を運営する同社は近年、「都市型ショップ」に進出している。今回の開業で系列23店舗目となる。 同社はジャパンゴルフフェア(JGF、3月22~24日、パシフィコ横浜)にも出展するが、この点について有賀史剛社長はこう語る。 「せっかく横浜まで足を運んでくれる来場者が、出展メーカーのブースをまわって、試打して終わりじゃつまらない。熱心なゴルファーの期待を裏切らないよう、出展社には時代に合ったサービスの仕方が大事です」 同社は自社ブランドの『韋駄天』(ボール、クラブ)がNHKの大河ドラマ(いだてん)と同名という「追い風」もあり、言葉には勢いがある。来場者の満足度を高める施策を打つ。 会期中、同社のブース(4-17)へ不要になったゴルフウエアを2枚持参すると、1000円分の商品券を進呈するもの。有賀園全店やゴルフフェア会場内の飲食コーナー等で使えるもの。 横浜開催となって2回目の昨年、JGFは5万7197人と過去最高の来場者を記録した。その1割の約6000人が同社のブースにウエアを持参したら600万円の負担となる。有賀園は3年前からゴルフウエアの下取りサービスを開始しており、これまで3万着強の下取り実績があるというが、 「今回、商品券の予算は最大600万円です。下取りのウエアがすべて再販できるとは限らないので、赤字覚悟ですよ。実は昨年、小田急ハルクで同様のキャンペーンを行ったら2週間で2000枚集まりました。古着を処分すると新しいモノを買いたくなる。そんな流れを生み出したい」(有賀社長) タンスに眠っているゴルフウエアを持参してゴルフフェアへ足を運べば、食事代が浮いて財布にもやさしい。もちろん、物販コーナーで新しいウエアやシューズ、クラブなどの購入の足しにしてもいい。 同社は3月7日、「那須ガーデンアウトレット」内に約40坪の直営店を出店。同月19日には「御茶ノ水・神保町店」(約100坪)をオープン、計23店舗の運営となる。終始、攻めの姿勢を貫くだけに、商品券で600万円の予算も痛くない?