ゴルフ版「世界がもし100人の村だったら」 毎年5人の村人をつくろう

ゴルフ版「世界がもし100人の村だったら」 毎年5人の村人をつくろう
日本には800万人規模のゴルファーがいるとされますが、もしそれを「100人の村」に縮めるとどうなるのでしょう? 85人が男性で、15人が女性です。36人が50歳未満で、64人が50歳以上です。その中で60歳以上は42人います。 40人がゴルフを一番の趣味だという人たちで、60人がそうではない人たちです。 100を切ったことがある人は30人で、その中でシングルハンディのゴルファーは5人、プロゴルファーは1人です。それ以外の人は70人で、村人の大多数を占めています。 月に5万円以上をゴルフに使っているのは7人で、この人達が100人の村を経済的に支えているのです。30人がプロやコーチに習った経験があり、5人はいまゴルフスクールに通っています。70人が誰にも習ったことがない人たちです。 66人のモチベーションはずっと同じようなもので、26人のモチベーションは下降気味。 8人がモチベーション上昇中です 。 いろいろな人がいるこの村では、高齢化も相まって、村人がどんどん減っています。 20年前には200人もいましたが、この2~3年で10人以上も減りました。今は100人ですが、来年も5人以上減るのではないかと言われています。 村人100人のうち99人は、身近にいる誰かから誘われてゴルフを始めました。それなのに、積極的にゴルフに誘う人は100人のうちのわずか8人で、92人は誘うより誘われることの方がずっと多い人たちです。 村の片隅には 「家が近い」「歳が近い」「ゴルフの楽しみ方が同じ」などの共通点を持った村人たちが、インターネットを介してコミュニティを作っています。ここでは村全体の率に比べて、誘う人の割合が高く、皆のモチベーションも高く保たれて、村人は毎日楽しく暮らしています 。 どんなに楽しいことでも、仲間から誘われなければ続ける気持ちを保つのは難しい。誰かと楽しい時間を共有することこそが、ゴルフの楽しみの大きな要素だからです。 ゴルフは健康的で、人間関係を良好にして、時には人の心を強くしてくれる、誰もが笑顔で楽しめる尊くまだまだ人気のスポーツです。

ここからは提案です

もしもあなたが村人であれば、身近にいるゴルフに興味のある誰かをひとり、ゴルフ場に連れて行ってくれませんか。必要な道具は貸してあげてください。 もしあなたが最初にゴルフをした時の「不安な気持ち」を覚えているのなら、その大きな心で 「初心者でも何も心配する事はない。たとえミスばかりで上手くいかなくても、ゴルフを笑顔で楽しもう」 と伝えてくれませんか。上手なプレーができたならば、大きな拍手と言葉でその場で褒めてあげてください。 それがやがて実を結び、毎年新しく5人がこの村にやってくるなら、このゴルフの村はずっと幸せであり続けるでしょう。 (文中の男女比、年齢別等はゴルフリサーチ株式会社会員調査の類推)