ゴルフ版「世界がもし100人の村だったら」 毎年5人の村人をつくろう
長野 豪洋
ゴルフリサーチ株式会社代表取締役社長
横浜&湘南ゆるゆるゴルフ発起人
1979.3.31生まれ
「日本に再度ゴルフブームを起こす」そんなスローガンをもって日々アマチュアゴルファーの意見を吸い上げな...
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日本には800万人規模のゴルファーがいるとされますが、もしそれを「100人の村」に縮めるとどうなるのでしょう?
85人が男性で、15人が女性です。36人が50歳未満で、64人が50歳以上です。その中で60歳以上は42人います。
40人がゴルフを一番の趣味だという人たちで、60人がそうではない人たちです。
100を切ったことがある人は30人で、その中でシングルハンディのゴルファーは5人、プロゴルファーは1人です。それ以外の人は70人で、村人の大多数を占めています。
月に5万円以上をゴルフに使っているのは7人で、この人達が100人の村を経済的に支えているのです。30人がプロやコーチに習った経験があり、5人はいまゴルフスクールに通っています。70人が誰にも習ったことがない人たちです。
66人のモチベーションはずっと同じようなもので、26人のモチベーションは下降気味。 8人がモチベーション上昇中です 。
いろいろな人がいるこの村では、高齢化も相まって、村人がどんどん減っています。
20年前には200人もいましたが、この2~3年で10人以上も減りました。今は100人ですが、来年も5人以上減るのではないかと言われています。
村人100人のうち99人は、身近にいる誰かから誘われてゴルフを始めました。それなのに、積極的にゴルフに誘う人は100人のうちのわずか8人で、92人は誘うより誘われることの方がずっと多い人たちです。
村の片隅には 「家が近い」「歳が近い」「ゴルフの楽しみ方が同じ」などの共通点を持った村人たちが、インターネットを介してコミュニティを作っています。ここでは村全体の率に比べて、誘う人の割合が高く、皆のモチベーションも高く保たれて、村人は毎日楽しく暮らしています 。
どんなに楽しいことでも、仲間から誘われなければ続ける気持ちを保つのは難しい。誰かと楽しい時間を共有することこそが、ゴルフの楽しみの大きな要素だからです。
ゴルフは健康的で、人間関係を良好にして、時には人の心を強くしてくれる、誰もが笑顔で楽しめる尊くまだまだ人気のスポーツです。