日本シャフトの代名詞と言えば、スチールシャフトだ。今年で生誕20周年を迎える『N.S.PRO 950』シリーズは累計販売本数4000万本を突破。それを全て一直線に繋げると地球一周分の長さになるほどのメガヒットだ。さらに、2009年よりUSPGAツアーでプロモーションを開始した、『N.S.PRO MODUS³』シリーズは、昨年夏で累計販売本数400万本を突破。世界レベルのツアーで160以上の勝利に貢献している。
スチールシャフトでは盤石な日本シャフトだが、ここにきて注目されているのがウッド用のカーボンシャフトだ。スチールシャフトとカーボンシャフトはそれぞれの素材の特性上、フィーリングには少なからず差があり、多くのゴルファーはその違和感に目をつぶらざるをえなかった。
そこで同社が2年前から訴求しているのが、前述のアイアン用スチールシャフト『N.S.PRO MODUS³』シリーズ(TOUR『105』、同『120』、同『125』、同『130』)と、ウッド用カーボンシャフト『N.S.PRO Regio Formula』シリーズ(『B』、『MB』、『M』)とのマッチングだ。
それを推奨することで、全ての番手を同じフィーリングで振ることができ、多くのゴルファーから好評を博してきたという。
シリーズ史上最速の「つぶれ戻り」
そしてこの度、日本シャフトが新たに投入するのが『N.S.PRO Regio Formula +』シリーズだ。ラインアップは、『N.S.PRO Regio Formula B+』と『N.S.PRO Regio Formula M+』で、各5万5000円。
主な製品特長としては、シャフト全長に「T1100G」と「ナノアロイ®」に加えて7軸を搭載。さらに、モデル別に最適箇所に9軸をドッキング。計16軸組布にすることによって、偏平復元力の大幅な向上を達成。
シリーズ史上最速の「つぶれ戻り」がボール初速を高め、低スピン化も実現した。
より繊細なマッチングに
『N.S.PRO Regio Formula +』シリーズが追加になり、カーボンシャフトが5ラインアップになることで、『N.S.PRO MODUS³』シリーズとのより繊細なシャフトのマッチングが実現でき、多くのゴルファーのニーズに応えられるようになった。
日本シャフトが推奨する、新しいフィッティングガイドは以下になる。
- ①高い先端剛性で直進性がよく強弾道が打てる『120』には『B』
- ②癖がなく加速感が得られる『105』、『125』には『MB』
- ③高い中間剛性で高初速と強靭な弾きが得られる『130』には『M』
- ④『120』、『105』、『125』は新商品の『B+』
- ⑤『130』、『105』、『125』は同じく新商品の『M+』。