あなたの飛距離が生まれ変わる。 TENSEI CK Pro Orange シリーズ上陸

三菱ケミカルは2月上旬、『TENSEI CK Pro Orange』シリーズを発売した。トッププレーヤーが求める飛距離性能と、タイトなフェアウェイをヒットし続ける正確性を実現している。
世界のツアーシーンを席巻し、2017-2018シーズンの海外メジャー競技で最も多くのプレーヤーが手にした『TENSEI』。ツアープレーヤーの中でも一気に使用者が増加した。
その『TENSEI』が遂に日本上陸を果たしたのだ。
『TENSEI CK Pro Orange』シリーズは、タングステンプリプレグシートをバット側に配置する最適重量配分設計により、フィニッシュまでストレスのない振りぬきを実現。
また、炭素繊維と高強度で衝撃安定性に優れるケブラー繊維のハイブリッドクロスが、これまでにない新たなフィーリングをもたらしている。
このハイブリッドクロスには、同社の高性能中弾性炭素繊維である「MR70」が採用されている。
これは原料繊維・プレカーサーの製造プロセスから見直し、従来では難しかった弾性率と強度の高次元での両立を果たした画期的なカーボンファイバー。その「MR70」もこれまでにないフィーリングを生み出している要素のひとつといえるだろう。
実は、それだけではない。注目されているのは、タングステンプリプレグシートとケブラー繊維だが、この『TENSEI CK Pro Orange』には、通常のシャフトに使われる倍の数の素材が使用されている。
その数11種類で、「高機能で取り扱いが難しい素材が多く、当社の技術力でなければ、できなかったシャフトだと自負しています」(同社)
そのため、デザインもこれまでの同社シャフトと異なり、ミッド部のロゴから上部のバッド部分までのスペースは、敢えて華美なデザインを施さず、高機能素材の素材感を前面に押し出している。
それらの多くの素材を採用できるのも、カーボンシートではなく、カーボン繊維から独自に製造している同社の最大の強みといえるだろう。
当初、米市場、特に世界最高峰と謳われる米PGAツアーのトップアスリートをはじめ世界のツアープレーヤーや、ハードヒッター向けに開発された『TENSEI CK Pro Orange』だが、これまでにない振り抜き感、フィーリング、飛距離性能を多くのゴルファーに提供するため、米市場で発売時にラインアップされていなかった50g台の重量帯を日本市場上陸を機にラインアップ。
世界の飛びを幅広いプレーヤーに提供するという。 「当社の売れ筋は市場の潮流と同じで60g台のSフレックスが中心ですが、50g台のSフレックスの販売シェアは確実に増加しています。
米PGAツアーですら、60g台の使用率が上昇していますので、アマチュアゴルファーなら、尚更なんです」
そのような背景も、『TENSEI CK Pro Orange』に50g台の重量帯が追加された理由でもある。
そもそも「TENSEI」は、材料開発からの一貫生産を可能とする三菱ケミカルのアドバンテージを生かし、選択肢の制限を設けずに多様な材料を用いてプレーヤーが求める性能を実現するネオ・アスリートブランド。
これまでにない性能を実現するために「数多の材料が、高性能シャフトとして転生する」こと、また天性、転成、点睛にも通じる、「テンセイ」をブランド名としているという。
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