清水重憲プロキャディと契約「イーグルビジョン」で競技サポート 日本初上陸!

プロキャディが練習ラウンド中に「GPS距離計」を使用してコース戦略を練り、実戦でプロゴルファーをサポート―。
朝日ゴルフは今シーズンより、ゴルフ普及活動・競技サポートを目的として、プロキャディの清水重憲氏、プロコーチ大西翔太氏とスポンサー契約を締結した。
同社は今後、ツアープロの技術向上、コース戦術をサポートする両名をGPS距離計『イーグルビジョン』で全面サポート。その活動を支援する方針を明らかにした。
清水重憲氏は、田中秀道、谷口徹、上田桃子、イ・ボミなどのキャディを務め、賞金王、賞金女王も4回サポート。通算勝利数37勝の日本最多勝キャディとして知られ、『イーグルビジョン』のメリットについて、次のように語る。
「ベタピンナビ機能(自分の位置に合わせてピンを中心にグリーンが回転、正対した方向に対して、ピンからの前後左右のエッジまでの距離が分かる機能)がすごく実戦的ですね。
フェアウェイからであれば、コースの距離表示を参考にできますが、左右のラフからでもピンまでの詳細情報が得られるので、間違いなくスコアに直結できる。
また、即座に距離情報が得られるのもいいですね。リズムのあるプレー進行は、プロのみならず、アマチュアにも大事なことです」
ツアーでは青木瀬令奈のキャディを務める一方、PGAティーチングプロ資格を有し、プロのコーチング、ジュニア育成活動にも精力的な大西翔太氏は次のようにコメント。
「ショットが安定しないのは、不安を持ったままショットをすることも一因です。その点、イーグルビジョンがあると、初めてのコースでも様々な距離情報を簡単に把握できるから安心。
また、その日の調子を知るためにも〝飛距離の把握〟は重要な機能です」
換言すれば、GPS距離計は単にプレースピードを促すだけでなく、上達してスコアが良くなればゴルフが楽しくなるという図式が見えてくる。
朝日ゴルフでは、GPSゴルフナビが、ゴルフの質・楽しみ方を大きく変えるツールであるという方針のもと、2015年に販売店とのコミュニケーションを図る専門部署を立ち上げた。
具体的には、店舗ごとの勉強会やセルフ販売を補助する店頭ツールの充実に注力。顧客からの問い合わせに対応するサポートセンターは、計5名の選任スタッフが常駐しており、
「販売店は、こちらへ顧客からの問い合わせを直接して頂くように促すことも可能です。もちろん、販売員の方からの質問、疑問点もお受けしています」と話している。
GPS距離計市場規模 16年比42.8%増
2018年のGPS距離計の国内市場規模は50億円(2016年比42.8%増)に達するもよう(朝日ゴルフ調べ)で、流通台数を同社の販売実績及びシェアから推察すると、累計販売台数は約120~140万台に上るという。
そのうち買換え需要を1/3と仮定すると、80~90万人が既に保有する計算で、コアゴルファーを400万人としても、保有率はまだ20~22%ほど。
ビギナーはこれに含まないから、まさに商機到来である。朝日ゴルフでは、液晶画面表示のスタンダードタイプをはじめ、腕時計や音声式など計5種類の『イーグルビジョン』をラインアップするが、昨夏以降主力モデルの『ウォッチ4』が2倍、ハイエンドモデルの『NEXT』3割増、『VOICE3』にいたっては5倍増で毎月推移する勢いだという。
2019年は、スイングすると自動で地点登録できるオートディスタンス機能を搭載した新モデルを投入予定。「距離を次の概念へ」―。イーグルビジョンの進化は止まらない。