ユーザーの認知度向上でマーケットが広がる『パーフェクトプロ』
片山三将
1965年9月21日生まれ、東京都出身。
1992年「月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド」(GEW)を発行する株式会社ゴルフ用品界社に入社。以来、編集&クライアントへの広告・企画を担当。
その一方、国際事業...
ワークスが展開する『パーフェクトプロ』グリップが好調だ。
『パーフェクトプロ』は従来、知る人ぞ知るグリップという位置づけで主に工房が顧客に推奨する商品だった。
それはプロの間でも同様で、大手グリップメーカーがツアープロの使用率の高さを宣伝する中、『パーフェクトプロ』は道具にこだわる一部のプロが愛用し続ける、プロの間でもちょっとマニアックなグリップとして評価されてきた。
しかし、その位置付けが大きく変わろうとしている。『パーフェクトプロ』のファンの口コミや積極的な宣伝が奏功し、「一度見てみたい、触ってみたい」というゴルファーからの問い合わせが増えているという。
そこでワークスは、『パーフェクトプロ』に関心を示すゴルファーのために、今年のジャパンゴルフフェアの出展を決めた。同ブースでは、『パーフェクトプロ』が展開する多様な商品群をディスプレイするが、その中で注目されるのがパターグリップだ。
同社にはパターグリップはあるものの、昨今のトレンドである「軽量・太め」のモデルはなかった。そこでユーザーや工房から「『パーフェクトプロ』で作ってほしい」という依頼を受け、フェアに参考出品した。
エンドユーザーの要望に応えてグリップ交換会を開催
ジャパンゴルフフェアで『パーフェクトプロ』の露出を図る一方、ゴルファーの「見たい、触りたい」というリクエストに応え、グリップ交換会も積極的に実施していく。
交換会は4月から月に1~2回の割合で開催。基本的には自主開催だが、最近では「顧客満足度を高めたい」、「グリップビジネスの底上げを図りたい」という店頭から、開催を依頼されるケースも増えている。
昨年末に埼玉県熊谷市の練習場「カゴハラゴルフクラブ」に店舗を構える「ゴルフパートナーカゴハラゴルフ店」で交換会を開催したが、それも先方からの依頼で、結果は上々だった。
ワークスによれば、今回の交換会は普段よりも販売本数が多かったとか。販売を後押した理由は、同店のスタッフが『パーフェクトプロ』のユーザーでその品質の良さを強く顧客へ伝えたことが奏功した。正に口コミで広がった好事例。グリップビジネスの底上げを図りたいショップには、是非とも参考にしてほしい。
ライター紹介
片山三将
1965年9月21日生まれ、東京都出身。
1992年「月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド」(GEW)を発行する株式会社ゴルフ用品界社に入社。以来、編集&クライアントへの広告・企画を担当。
その一方、国際事業部の責任者として海外事情にも明るく豊富な人脈を持つ。編集&広告・企画のモットーは「切り口」。一つの事象を多面的に捉え、「多種多様な読者の興味を喚起する記事執筆」、「クライアントの商品・サービスに新たな付加価値をつけるブランディングの提案」を常に心掛けている。
信条は、「人生には何ひとつ無駄なものはない」ーー。
2023年1月 顧問就任。