さらに軽く、 もっと自由に振れる 『MK-7 PrototypeⅡ』
「私たちがつくっているのは、精密機械なのかもしれません。一本、一本のシャフトに、ひとつひとつの素材にそして一回一回の工程にこだわりを貫いています」
こう熱く語るのは、埼玉県入間市に本社工場を構えるFSPの小林義浩社長。
同社が目指しているシャフト、それは究極の品質と性能だ。
カーボンは、低弾性から高弾性まで、厳選された高品質素材を幅広く使用し、プライ(切片)については、通常の倍以上に及ぶ。それらは様々な部分へ何層にもわたり巻かれモデルやスペックの多様さによりさらに複雑になっていく。
そして、多方向からも硬度が同じになるよう何度も検証し、研磨を繰り返して限りなく正確な真円を目指している。
それは、どこまでも繊細できめ細かく、熟練した職人の技術でなければ、本当に納得できるものにはならない。頑なに国内一貫生産と手造りに拘る理由はここにある。
その同社のフラッグシップモデルが『MK-7』シリーズ。なかでもパワーヒッター限定の長尺シャフト『MK-7プロトタイプ』は、剛性と反発性能を高めたアスリート仕様である。
しなり感を併せ持つ『MK-7』の基本性能を受け継ぎながら、高弾性カーボン比率を高めており、具体的には1mm幅のカーボン帯を5方向に編んだ5軸組布と東レの炭素繊維T1100Gカーボンをハイブリッド。
これにより、長尺仕様でも先端がブレずに、しっかり感が得られる仕組み。シャフトの筒状剛性と反発性能を進化させた設計となっている。
無意識にあるがままに振る理想のスイングをシャフトで体現してくれるのが『MK-7』であり、さらにアスリートやハードヒッターが恩恵を授かれるモデルが『MK-7プロトタイプ』である。
そして、さらに軽量化が図られた『MK-7プロトタイプⅡ』も追加ラインアップ。
「MK-7プロトタイプ」の基本構造・性能はそのままに高弾性カーボンをハイブリット化。高剛性と反発性能を損なうことなく、しなやかな走り感を加味した振り心地にこだわった第二世代シャフトという位置づけになる。