高機能なのにリーズナブル! ゴルファーを選ばない レーザー距離計
レーザー距離計というと高額なイメージを持つゴルファーも多いが、ケンコー・トキナーから出されている『KLR-600A』はその常識を覆す製品だ。
昨年4月に発売するやいなや、4ヶ月で4000台を販売し、一時生産が追い付かないほどの好調さだった。
人気の理由は、市場のレーザー距離計の平均より安い1万6500円という価格ながら、確かな性能を兼ね備えている点にある。
光学メーカーの同社は双眼鏡の出荷台数でトップシェア(BCN調べ18年7月~19年2月)を誇り、カメラのレンズやフィルター、三脚など、その性能には定評がある。
レーザー距離計『KLR-600A』に関しても、そのノウハウを駆使し徹底的に見やすさに拘って作られている点がポイントだ。
開発に当たっては専任の開発兼技術指導者が光学メーカーとしての基準をクリアできるよう厳しくチェック。また一見地味な点だが、距離を測る際に計測ボタンを押すことで起こる若干の手ブレに注目し、最適な柔らかさになるように計測ボタンを設計。指の感触を大切にし、押す時の「カチッ」という音の大きさにも拘ったという。
もちろん性能も兼ね備えており、今年1月からスタートした新ルールに対応する直線距離のみの計測モードから、高低差を測れる便利モードまで、目的に応じた5つの測定モードを搭載。最長600m(656ヤード)先まで測定できるほか、雨の中でのプレーにも安心な防塵防水仕様(IP54)、滑りにくいラバー外装など、レーザー距離計に必要な機能が全て揃っている点も注目だ。
同社国内本部の古城一秀課長はこう語る。
「購入するつもりではなかった方がレーザー距離計に興味を持つきっかけになれる製品だと思います。もっとレーザー距離計の裾野を広げたいですね」
双眼鏡をスポーツ観戦に
東京五輪を翌年に控え、同社は「双眼鏡でスポーツ観戦」を推奨する。特にゴルフ観戦では選手の飛距離やゴルフ場の雄大な自然など双眼鏡で楽しめるポイントは多い。
同社の双眼鏡で新たなゴルフ観戦の楽しみ方を見つけてみるのもいいかもしれない。