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本格的なグリーンを導入した「早稲田ゴルフスクール&レンジ」に迫る

ニュース 片山三将
東栄 プログリーン

都内新宿区にある「早稲田ゴルフスクール&レンジ」を訪れた。ビルの屋上に2打席を完備する同施設は、火・水・木・日はスクール、月・金・土は練習場と曜日によって運営形態を変えている。初心者からベテランまで、多様なゴルファーが足繁く通う隠れ家的な趣がある。

その「早稲田ゴルフスクール&レンジ」は今年4月、天然芝に近い感覚でショートゲームの練習ができると好評の『プログリーン』を導入。

打席前方のスペースを利用して6×8mのグリーンを作ったのだ。突如出現した「ビルの屋上のグリーン」が、近隣のゴルファーの間でも話題になっているという。なぜ、グリーンを作ったのか。同施設を運営する岡野義隆プロ(PGAティーチングプロA級)に話を聞いてみた。

コースのグリーンで練習するのが一番。でも、そういう環境を作るのは難しい

コースのグリーンで練習するのが一番。でも、そういう環境を作るのは難しい

まず、施設の運営形態ですが、週4日が会員向けのスクール、3日が一般に開放した練習場に分けていますが、なぜそういった形態を取っているのですか。

岡野:早稲田にオープンして10年間はスクールだけでやってきました。しかし、現在50名のスクール会員はいるものの、レッスンが空いている日もあります。そこで空いている日を練習場として開放しようと考えました。そこで私のスクールの生徒さんでもあった佐藤智也さんに協力をしてもらい、練習場の運営を彼に任せているというのが経緯です。

なるほど。運営形態を変えることを機に『プログリーン』を導入したわけですね。

岡野:はい。実際、生徒さんからパットやアプローチなどショートゲームを指導してほしいという声はありました。でも、ショートゲームはコースでしかレッスンできませんし、一人でやっているので頻繁にラウンドレッスンするというのも難しい状況だったのです。

そこで、運営形態をスクール&レンジに変える際、佐藤さんと私の共通の考え方としてショートゲームを練習できた方がいいということもあり、『プログリーン』の導入を決めました。

数ある人工芝の中で『プログリーン』に決めた理由は。

岡野:ショートゲームの練習は、コースでするのが一番。これは間違いありません。でも、そういう環境は中々作れません。そこで限りなくコースに近い練習環境を作れないかと考えた結果、最終的に『プログリーン』を選んだわけです。

本当にコースのグリーンのような転がり。完璧なものを作ってもらった

本当にコースのグリーンのような転がり。完璧なものを作ってもらった

グリーンを作る際に出したリクエストはどんなものでしたか。

岡野:初心者用の真っすぐなライン、そして傾斜をつけてもらい、フック、スライス、上り下りのパットが練習できるようにと。あと、手前から奥にかけて順芽にしてほしいということを伝えました。

実際の仕上がり具合いはどうですか。

岡野:完璧なものを作ってもらったと感じています。打ってもらえば分かりますが、本当のグリーンに近いですよ。コースのグリーンでは、同じところからカップを狙ってもラインや強さが違うと切れ方も変わりますが、このグリーンも全く同じなんです。だから、実戦的な練習ができます。

そして、初心者向けのストレートのラインですが、真っすぐにグリーンを敷いてもらってはいるのですが、ビルがほんの少し左に傾いていて少しフックになるんです。

でも、いつもフックするわけでもない。真っすぐに抜けてしまうこともあるんです。ほんと、気まぐれなラインなのですが、この微妙な感じは本当にコースに近いですよね。私もここまで考えてはなかったのですが、本当によく仕上げてもらったと思っています。

ゲーム性も取り入れて、生徒にレッスンを楽しんでもらっている

ゲーム性も取り入れて、生徒にレッスンを楽しんでもらっている

どれくらいの長さのパットができるんですか。

岡野:対角線上に使うと7mくらいのパットが打てます。

けっこう長いパットが打てるんですね。あと、カップが3つ切ってありますが、カップの位置にも工夫がありそうですね。

ゲーム性も取り入れて、生徒にレッスンを楽しんでもらっている

岡野:東栄さんには、簡単なカップと難しいカップの位置にしてほしいとお願いしました。難しいラインは丁度傾斜の中心にカップを切ってもらっているので、カップを過ぎるとけっこうオーバーしてしまうんです。

このグリーンを使って、本番に近い状況を生むためにパットで9ホールのラウンドもしています。

ゲーム感覚で生徒さんには楽しみながら学んでもらうことを目的にしていますが、全てのパットをパー2として、9ホール×2でパー18。長いのと短いの、スライス、フックなどを織り交ぜてやっています。生徒さんには、ここでオーバーパーになるなら本当のコースのグリーンはもっと長いので、4パットくらいしちゃうよとプレッシャーもかけてます(笑)。

あと、打席からグリーンに向かって、アプローチの練習もできるんですよね。

ゲーム性も取り入れて、生徒にレッスンを楽しんでもらっている

岡野:まあ、距離は限られていますが、実際コースに出ると、この10ヤードくらいのアプローチというシチュエーションはけっこう多いので練習になりますし、10ヤードを緩まずにしっかりと真っすぐ打てれば、あとは振り幅とスピードを上げれば長い距離も真っすぐ打てるようになります。だからこれくらいの距離のアプローチの練習は、スイング作りにも役立つと思っています。

『プログリーン』を導入したことで、練習メニューの幅も広がっているようですが、お客さんの反応はどうですか。

岡野:すごく好評です。従来はパットを教えるといっても握り方やボールの位置くらいでしたが、『プログリーン』導入後は私自身がパットをして、距離感やラインの読み方などの模範を示すことができるようになりました。これはすごく大きなメリットです。実際、生徒さんの中には、一日のレッスン時間の全てをアプローチとパットの練習に充てる人も出てきているほどです。

なるほど、『プログリーン』の導入でレッスンの幅も広がり、生徒さんもより多くのことを教われる環境になったようですね。今日はありがとうございました。

早稲田ゴルフスクール&レンジ
https://waseda-golf.net/

東栄プログリーン事業部
https://progreenjp.com/


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ライター紹介 ライター一覧

片山三将

片山三将

1965年9月21日生まれ、東京都出身。
「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行する株式会社ゴルフ用品界社の専務取締役兼営業本部長。92年の入社以来、編集&クライアントへの広告・企画を担当。
その一方、国際事業部の責任者として海外事情にも明るく豊富な人脈を持つ。編集&広告・企画のモットーは「切り口」。一つの事象を多面的に捉え、「多種多様な読者の興味を喚起する記事執筆」、「クライアントの商品・サービスに新たな付加価値をつけるブランディングの提案」を常に心掛けている。
信条は、「人生には何ひとつ無駄なものはない」ーー。

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