魅力満載のターフショー レッスン記事ばかりのゴルフ雑誌も是非取材を!

魅力満載のターフショー レッスン記事ばかりのゴルフ雑誌も是非取材を!
今年は「ジャパンターフショー」(11月7~8日、千葉県、フクダ電子アリーナ)が関東で開催される。従来は隔年開催で「芝草管理機・資材展示会」の名称だったが、2007年から日本芝草学会との共催により「ジャパンターフショー」として、以来、関東と関西で1年おきに開催される。 同ショーではシンポジウムやコース管理用マシンのデモンストレーションも行われる。毎年3月、日本ゴルフ用品協会主催の「ジャパンゴルフフェア」が開催され、多くの来場者を集めているが、本当のゴルフ好きはターフショーへ行くべきだと思っている。 「芝の専門家」が世界から集うこのイベントから学ぶことは多い。ゴルフが大好きな女性の皆さん、一度ぜひ行ってください。新しいクラブを買い揃え、お洒落なウェアを身にまとい、レッスンにも通っている、さて、それだけでいいのか? それでゴルフがわかったつもりなのか? ゴルフコースの主役である「芝」について語り合おう! ターフショーには、グリーンに使用される芝がほぼ全種類展示される。専門家がその場で丁寧に説明してくれる。バンカーの砂も何種類もあって触り放題。目土用の砂だって、ティーマーカーやヤーデージ板も、ゴルフコースにあるものは何でも揃っている。 魅力満載のターフショー レッスン記事ばかりのゴルフ雑誌も是非取材を! 薬剤散布用のドローンも展示され、コース管理の最先端の機材も見学できる。普段近くで見ることができないグリーンモア(芝刈り機)は、海外メーカーも出展していて、1台何千万円もする大型マシンはところ狭しと展示され、5連や7連のモアに試乗できる。インスタ映えも間違いない。 全国ゴルフ場関連事業協会(http://www.jgia.org)によると、2017年は2日間で3000人弱が来場した。30のプライベートセミナーと、同協会、日本芝草学会によるセミナーが開催され、延べ聴講者は1400人以上だったという。 その大半はゴルフ場関係者だが、一般ゴルファーの中にもコースについて学びたい人はいるはずなので、この機会に参加してみては? 今後のゴルフ人生において役に立つ知識や情報を得ることができる。 これは一種のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上につながると思う。QOLは「生活の質」や「人生の質」という意味だが、人生を豊かでより実のあるものにするためには、健康であり、ストレスのない日常生活を送ることが重視される。 私たちのようにゴルフが生活の中心にある者は、ゴルフ人生の質を上げることに尽きる。 自分のスコアやスイングだけに興味があるだけではもったいない。ターフショーでは、芝について専門的な知識を得たり、ゴルフコース設計家からコース理論や樹木管理についての講義を受講することができ、肥料について学び、環境問題にも正しい知識を持つことができる。 個人的には毎週毎週、レッスンのページばかりに力を入れるゴルフ週刊誌の編集者にも取材に来てもらいたい。最新のゴルフコースの知識やゴルフ文化を伝えることに役立つはずだ。
この記事は弊誌月刊ゴルフ用品界(GEW)2019年9月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 月刊ゴルフ用品界についてはこちら