「へええ!」と納得 アメリカン倶楽部で初心者女性にフィッティング

「へええ!」と納得 アメリカン倶楽部で初心者女性にフィッティング
私はUSLPGAとUSGAが主導する子供向けイベント「ガールズゴルフ」を日本で主宰していますが、今年8月、鹿沼72CC(栃木県)で行った際、ゴルフレッスンを受けた子供達全員にアメリカン倶楽部さんからゴルフクラブを各1本プレゼント。 しかもフィッティングカーが会場に入り、なんと全員のシャフトの長さやヘッドの重さを調整してもらうフィッティング付き! そこで先日、栃木県小山市のアメリカン倶楽部さんにお礼方々伺いました。 担当の関沢さん・雨木さんのご案内で、工場内や工房、フィッティングコーナーを見学。このとき私は初心者の友人を伴っていましたが、彼女にもクラブをカスタムフィッティング。えっ、初心者にも? 私は「目からウロコ」の印象を受けました。 クラブフィッティングって、上級者がするものだと思っていませんか? 実は私もずう~っとそう思っていたのです。なぜなら、スイングにある程度再現性がないと正しいデータが取れないからです。 また、レディスゴルファーは選択肢も少ないので、特に初心者はあてがわれた「初心者用クラブ」を何の疑いもなく使ってしまう。それで物足りなくなったら新しいものを購入する。そんな「常識」も蔓延しています。 私はアメリカでゴルフを始めました。そして、お手頃価格の初心者用レディスクラブを主人が購入してくれました。喜んでゴルフレッスンを受けたものの、学生時代にバスケや陸上で体育大学まで行った私の体格ゆえ、数回のレッスンで「メンズ用クラブ」を勧められ、すぐに新しいものを買う羽目に・・・。 習っていた先生に、「その体とパワーじゃこのクラブは物足りない」と言われ、わずか数回のレッスンでメンズシニアクラブにチェンジです。「こんなことになるなら最初に言ってよ〜」の心境でした。 思えばスキーを始めた頃、身長や運動歴や年齢などで「板」のタイプや長さを決めてもらいました。そのことを振り返るにつけ、今回アメリカン倶楽部さんがまるっきり初心者の友人にカスタムフィッティングをしてくれたことが「なるほど」と腑に落ちました。 女性といえども、当然ながら、年齢・身長・スポーツ歴・体力・筋力・柔軟性は様々です。シャフトのタイプ、長さ、ヘッドの重さ、グリップといったものをそれぞれの体に合わせて作っていただくのは、ゴルフの上達にとても効果的です。 「ゴルフが上手くなったら次のタイプ」ではなく、最初からそれぞれのポテンシャルに合わせたクラブをカスタムメイドする方が、「私の失敗」を繰り返さなくてすみますよね。中古クラブも上手くアレンジいただけるので、とてもリーズナブル。お財布事情にも効果的ではないかと思います。 クラブを作る過程や質の違いも丁寧に説明してくれるアメリカン倶楽部さん。メカに弱い女性でも社会科見学的に楽しめるので「へええ」と納得。 「初心者からのクラブフィッティング」 かなりオススメです!
この記事は弊誌月刊ゴルフ用品界(GEW)2019年12月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 月刊ゴルフ用品界についてはこちら