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  • 「アイアン発祥の地」兵庫・市川町が取り組むゴルフで町興し

    片山哲郎
    1962年8月3日生れ。月刊誌GEW(ゴルフ・エコノミック・ワールド)を発行する(株)ゴルフ用品界社の代表取締役社長兼編集長。正確、迅速、考察、提言を込めた記事でゴルフ産業の多様化と発展目指す。
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    地方自治体の財政難は深刻だが、兵庫県神崎郡市川町は「国産鍛造アイアン発祥の地」をキャッチフレーズに、町興しに本腰を入れている。古来、刀鍛冶の群生地として由来ある土地柄だ。 「昭和3年頃に町内の鍛冶屋・森田清太郎が研究を始め、その2年後に国内初の鍛造アイアンを完成させたと聞いています」(岩見武三町長)。そんな経緯で周辺には地クラブメーカー約20社が集まっており、クラブ製造は地場産業のひとつ。ふるさと納税の返礼品としてもゴルフクラブは人気だとか。 町民は約1万2000人、ご多聞に漏れず人口減に苦しんでおり、ゴルフを起爆剤に町興しの活動に熱が入る。その核となるイベントが来年4月に4回目を迎える「ゴルフまつり」で、PR大使として上京した岩見町長が朴訥な語り口に熱意を込める。 「来場者は1000人が目標です。ゴルフを知らない女性や子供にもアピールして、ゴルフ人口を一人でも増やしたい。それが地場産業の活性化にもつながるわけですから」 地元の練習場やショートコースを開放して、芝生の上でのピクニック、バンカーで砂遊びなど、「ゴルフ」との触れ合い体験を促していく。 今後、公民館に鍛造アイアンの歴史や古い工作機械を展示したり、町内の工場見学・作業体験への導線を敷くなど、企画作りに意欲的だ。地域活性の救世主として期待されるふるさと納税やゆるキャラは、その地域ならではの特色づけが難しく、「むりやり感」が否めないケースもある。 これに対して市川町の「アイアン発祥の地」は、史実に基づいた由緒だけに説得力があるだろう。大手ゴルフメーカーのグッズプレゼントなどで盛り上げれば、との提案に岩見町長はこう答えた。 「ありがたいお話ですが、やはり地元企業の手弁当で盛り上げたい。行政と企業が連携を深め、ゴルフで町興しを実現したいのです」。地元愛の強さが伺える。以下、動画インタビューでの一問一答を――。
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