「タイ事業」から広報&PRへ ゴルフ愛伝道師として天職到来

「タイ事業」から広報&PRへ ゴルフ愛伝道師として天職到来
昨年の5月以来、実に9カ月ぶりに訪れたバンコクのホテルでこの原稿を書いている。 2016年12月よりタイでリアルタイムゴルフ場予約サービスをスタートしてから3年間、新規事業推進のためにタイへ31回出張した。想定よりも時間はかかったが、集客数は好調に伸び、加えて旅行代理店向けのBtoBサービスの準備も整った矢先だった。 現地パートナー会社との契約更新が合意に至らず、昨年末、苦渋の決断で事業を撤退することになった。やり残したことも多く非常に無念である。 今回は休暇を利用して訪れたが、0時5分発の深夜便の日付を勘違いして、危なく飛行機を乗り過ごすところだった。打合せに向かう最中に、たまたまスマホでEチケットを確認して青ざめた。 打合せを早々に切り上げて慌てて自宅に帰り、1時間でパッキングを済ませて羽田に向かった。慣れていたはずが、サルも木から落ちるところだった。危ない、危ない。 早朝5時過ぎに空港に降り立ち、仕事で大変お世話になった現地のお取引先様ご夫婦とのゴルフに直行した。入国2時間後の7時にはティオフし、久しぶりにベストシーズンのタイゴルフを堪能した。 のんびりと、青い空や美しく咲き乱れる花を眺め、鳥のさえずりに癒された。いつだってゴルフは楽しいが、心の奥底からじんわりと暖まるような気持ちになったのは久しぶりだ。しばらくは仕事で来ることはないが、必ずまた戻って来たい、そう思った。 海外出張でSNSを投稿することが多く、ここ数年で会社にいないキャラが定着した。ラジオ番組で女子プロにインタビューしたり、イベントの司会や執筆など気づけば仕事の内容が多岐にわたり、「ムカイさんっていったい何の仕事をしているの?」と不思議がられることも多い。もくもくとゴルフの楽しさを伝える活動を続けるうちに、ライフワークが確立したようだ。 そんな中、2月1日よりブランディング推進室へ異動になり、広報とPRの担当になった。ゴルフの多様化を実感できるイベントの企画・運営や、GDOがゴルフを通じて社会に貢献していることを多くの人々に知ってもらう役割に、「遂にこの日がきた!」と期待で胸がいっぱいになった。 バンコクから帰国して翌日には、「冬にしかできないゴルフもある」と今年で5年目を迎えたスノーゴルフイベントのため札幌へ向う予定だ。気温差は実に40度だが、人間の体の適応能力を信じて頑張るのみである。 羽田空港国内線第1旅客ターミナル 5階にある「GDO Golfers LINKS HANEDA」はカフェラウンジを併設した最新クラブの試打やシミュレーションゴルフを楽しめる空間だ。 オープンから1年が過ぎたが、さらなる認知拡大と集客が目下の課題。読者の方にもぜひ利用をお願いしたく、「向井の紹介」と言っていただければアルコールを含むドリンク1杯無料(2020年5月末まで)になるので、出張や旅行の際にはぜひ、何度でも気軽に立ち寄っていただきたい。
この記事は弊誌月刊ゴルフ用品界(GEW)2020年3月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 月刊ゴルフ用品界についてはこちら