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横綱相撲を繰り広げる『ゼクシオ』

ニュース ダンロップスポーツ 片山三将

『ゼクシオイレブン』と『ゼクシオエックス』が発売されて3カ月が過ぎた。その間、強力なライバルとなる外資系ブランドからニューモデルが発売されているが、横綱相撲を繰り広げている。

その模様は、市場調査にも伺える。本誌は毎月全国の有力販売店の売れ筋調査を実施しているが、今年2月の「ドライバー部門」では外資系2ブランドから新製品が発売される中、がっぷり四つに組み、三つ巴の展開を繰り広げている。

特筆されるのは「アイアン部門」で、『ゼクシオ』シリーズが93 ポイントと首位を堅持。2位以下に40ポイントの大差をつけている。

ゼクシオユーザー以外からも評価が高い飛距離性能と爽快な打球音

そんな中、「ドライバー・アイアン部門」で売れ筋トップになった愛知県のゴルフショップかとう知立店では、販売状況について次のように語る。

「前作の6~7代目くらいのゼクシオユーザーから『ゼクシオイレブン』、『ゼクシオエックス』への買い替えが多い印象です。そして、買い替えの決め手になっているのが、やはり飛距離性能と爽快な打球音でしょう。万人が飛ばせるというところが、客層を選びません。競合他社の外ブラは30~40代が中心ですが、『ゼクシオ』はボリュームゾーンである50~60代のコアゴルファーが中心。

試打会をやるとこの層から飛距離や爽快な打球音に対する評価が高い。また、ゼクシオユーザー以外でも打ってみると、飛びや爽快感を実感できるので、販売につながっています」(本郷政弘店長)

ゼクシオをよく知るユーザーが進化した飛距離性能を実感して購入するケース、そして今までゼクシオを使ったことがなかったユーザーが他社品とは差別化された飛距離性能と爽快な打球音を実感して購入するケースと二つのパターンがあるという。

お店にとってはより多くのゴルファーに推奨できるという点で、やはり『ゼクシオ』の飛距離性能と爽快な打球音は別格と位置づけられるようだ。

『ゼクシオイレブン』はミート率の高さとボール初速の速さで飛距離性能が抜きん出る

では、具体的に『ゼクシオイレブン』と『ゼクシオエックス』に分けて、それぞれの店頭評価とユーザー評価を紹介する。まずは、『ゼクシオイレブン』から。

「やはり『ゼクシオイレブン』の良さである『飛距離』『方向性』『軽量による振りやすさ』を評価する人の購入が目立ちます。具体的な購入者は、ドライバー・アイアンの飛距離不足で悩む人。

こういった人に店頭で試してもらうと、他社対抗品、特に外ブラに比べてミート率の高さやボール初速の安定度で『ゼクシオイレブン』のデータが優位なケースも多い。打ってみれば結果が出るという点が、やはり『ゼクシオイレブン』の強さにつながっていますね」(ヴィクトリアゴルフ五反田店の石川尚店長)

ミート率の高さとボール初速の速さで飛距離アップが得られる。そんなところが『ゼクシオイレブン』が高く評価される点という。一方、ゴルフ5プレステージ新宿店の隠岐和也氏は、ボールのつかまりの良さが多くのアベレージゴルファーから支持される理由ともいう。

「『ゼクシオイレブン』のドライバー・アイアンともに、アベレージゴルファーに推奨しています。その理由は、やはり大多数のアマチュアが悩んでいるフェースが開いてつかまらないミスを『ゼクシオイレブン』が解決してくれるからです。スライサーには効果が大きいと感じています」

ボールがつかまる理由は、今回の『ゼクシオ』(『イレブン』、『エックス』ともに)が採用する「ウエイト・プラス・テクノロジー」の効果も大きい。このテクノロジーにより、トップポジションからダウンスイングの軌道が安定するのでボールがつかまりやすくなる。昨今、ボール初速の速さだけを喧伝するモデルは多いが、ボールがつかまらないと飛距離アップにはつながらない。ボール初速の速さとつかまりの良さを双方兼ね備えているのが『ゼクシオイレブン』の強みで、それが高く評価される点だ。

外ブラから『ゼクシオエックス』にスイッチする理由とは

続いて、『ゼクシオイレブン』に比べるとヘッドスピードがやや速い若年層向けに投入された『ゼクシオエックス』の販売状況について、ヴィクトリアの石川店長は次のように話す。

「店頭での受け止められ方は二通りあります。今までオーバースペックを使っていた人が『ゼクシオエックス』に落としているというか、やさしくしている場合もありますし、ちょっとやさしめのクラブを使っていた人がもう少しアスリート感を出したくて『ゼクシオエックス』にスイッチしているというケースもあります。

そして、実際に『ゼクシオエックス』を店頭でテストしてもらうと、ボール初速の速さが他社対抗品よりも速いんです。だから『ゼクシオエックス』を目当てに来店した人ではなくても、結果が欲しい人には『ゼクシオエックス』を推奨するケースが多いですね」

やはり、ボール初速の速さをベースにした飛距離性能の高さが評価されているようだ。一方、ゴルフ5の隠岐氏も、

「アスリートの人には評判がいいのですが、その中でも最近はやさしさが欲しいと感じる人も増えているので、そういう人にうちでは選んでもらっています」という。30~40代のゴルファーは外ブラを好む傾向があるが、「ボールがつかまらない、上がらない」という理由で飛距離不足に悩む人も多い。

そういった人に『ゼクシオエックス』のやさしく飛ばせるという飛距離性能がハマっているという。逆に、もう少し歯応えのあるクラブを使いたいが、外ブラまでハードルを上げたくないというゴルファーもいる。そんな人たちの期待にアスリート感がありながらやさしく飛ばせる『ゼクシオエックス』が応えているともいう。

以上、『ゼクシオイレブン』と『ゼクシオエックス』の販売状況を紹介した。外ブラを中心に強力なライバル品が登場しているが、評価が揺るがないのは万人が享受できる「ゼクシオ史上最高の飛び」を実現したというパフォーマンス。やはり、色々試すが最後は『ゼクシオ』。そんな声が市場から聞こえ始めている。


この記事は弊誌月刊ゴルフ用品界(GEW)2020年4月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。

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ライター紹介 ライター一覧

片山三将

片山三将

1965年9月21日生まれ、東京都出身。
「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行する株式会社ゴルフ用品界社の専務取締役兼営業本部長。92年の入社以来、編集&クライアントへの広告・企画を担当。
その一方、国際事業部の責任者として海外事情にも明るく豊富な人脈を持つ。編集&広告・企画のモットーは「切り口」。一つの事象を多面的に捉え、「多種多様な読者の興味を喚起する記事執筆」、「クライアントの商品・サービスに新たな付加価値をつけるブランディングの提案」を常に心掛けている。
信条は、「人生には何ひとつ無駄なものはない」ーー。

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