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  • 世界戦略モデル『ST』で勝負を仕掛ける

    浅水敦
    1971年東京(板橋区)生まれ、埼玉育ち。(株)明光商会入社後、7年半シュレッダー&パウチッ子&ボイスコールの営業(新規開発営業部→第3直販部配属、外務省、宮内庁、旧富士銀行、日本興業銀行、大手宗教法人を担当)...
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    ミズノといえば「養老工場」と「カスタム」がウリの上級者志向、そんなイメージが強い。2017年に『ミズノプロ』を再デビューし、ロゴの一新だけではなく、カスタム専用モデルを掲げて流通の絞り込みも行った。現状、ゴルフ5などを中心に約350店舗、手堅い舵取りで利益体質への転換を図ってきた。 ところが、今春新たな一歩を踏み出す。米国の開発チームが手掛けた世界展開のドライバー『ST200』と『ST200X』(6万5000円~)を3月20日、国内市場に投じた。欧米をはじめ東南アジア、豪州等で一斉発売するなど一気呵成の様相だ。 ちなみに『ST』はスピードテクノロジーの略称で、2018年に発売した『ST180』から数えて3代目となる。この決断についてグローバルプロダクト部の大野貴夫氏がこう話す。 「国内発売に踏み切るのは、ブルックス・ケプカ選手の活躍がありました。契約外でメジャー4勝のインパクトは予想以上に大きく、同プロが使用する『JPX919』アイアンを限定でテスト販売したところ、すぐに完売したのです。 そうした機運もあって、USPGAツアー発をキーワードにウッドにも派生させようと。それが今回の『ST』ドライバー。『吊るし商材』として販売するので『ミズノプロ』との差別化も図れるでしょう」 主な製品特徴は、かつて一世を風靡した『300S』に採用したβチタンをフェース使用、反発係数も規制値ギリギリに設定し、カーボンクラウンによる低スピンと高慣性モーメントも実現した。

    飛び系のケプカ・アイアン『JPX200X』も投入

      お家芸のアイアンもぬかりなく、飛び系の『ケプカ・アイアン』を投入する。『JPX200X』(4本組、8万8000円~)がそれで、先出の大野貴夫氏が名指しで言う。 「ライバルは『インプレスUD+2』と『ゼクシオクロス』です。7番でロフト26度、37・25インチは他社よりも0・75インチ短く、反発性能を高めるためフェースにクロモリブデン鋼を採用、打音&打感も追及しました。飛び系ですがシャープな形状にこだわっています」 果たし状を『ゼクシオ』と『インプレス』に叩きつけた。 このタイミングで3月11日、ミズノUSA社長の佐野治氏がゴルフ事業部長へ就任し若返りを図ってもいる。アメリカの風をそのままゴルフ事業に吹き込み勢いをつける。 これにより前任の服部健策氏は直営のゴルフスタジオ事業へ帰任するが、背景にはソフト&ハードの充実を図る狙いもありそうだ。同施設は主要都市を中心に7店舗(東京1、大坂3、名古屋2、福岡1店舗)を展開しており、 「ジム感覚の練習やレッスン、クラブフィッティングもできる施設です。都市部では働き方改革の影響で昼間のサラリーマン需要がある一方、郊外の箕面店(大阪)は高級住宅街とあり好調です。今後は百貨店やモールなど、需要が見込める場所に出店し、物販とソフトの両面で成長戦略を描いていきたい」(服部氏) ケプカ景気に沸く一方、新事業部長の就任と米国流の商品展開で新境地を開き、併せてソフトビジネスにも注力する。近年、比較的おとなしい展開を見せていたミズノだが、国産ブランド復権を目指しアクセルを踏む。

    ST200、ST200X、JPX200Xの製品特長

    ミズノがこのほど投入したグローバル戦略モデル『ST200X』『ST200』ドライバーと『JPX200X』アイアンは、飛びの3要素(ボール初速、スピン量、打ち出し角度)を徹底追求している。 まずはドライバーから説明しよう。かつて一世を風靡した『300S』に採用したβチタンをフェース使用、反発係数も規制値ギリギリに設定し、カーボンクラウンによる低スピンと高慣性モーメントも実現した。 アマチュア向けの『ST200X』には軽量でオフセンターヒットに強いオリジナルシャフト「MFUSION D」を標準装着。また、『ST200X』からFWとUTも同時発売。以下製品特長を列記する。 ■「ST200」「ST200X」ドライバーの特長 ・打球部に反発性の高い素材の「βチタン合金(2041Ti)」を採用することにより、高い反発性能を発揮。 ・クラウン部(ヘッド上部)をカーボンにすることにより高弾道・低スピンの弾道を生み出す。 ・ヘッドのヒール部(ヘッド下部)にウエイトビスを入れることにより、ヘッドが返しやすくなり、安定した方向性を発揮。 ・軽さと暴れにくさを追求したカーボンシャフト「MFUSION(エムフュージョン)」を採用し、安定感のあるスイングを可能にする(ST200X)。 一方、アイアンの『JPX200X』(4本組、8万8000円~)は、日本のトレンドに合わせた軽量・長尺・ストロングロフトの飛び系アイアンだ。 ■「JPX200X」アイアンの特長 ・ヘッドのロフト角度を7番アイアンで26度とストロングロフトに設計 ・フェース素材にクロムモリブデン鋼を採用し、さらにフェース部裏側の打球部周辺部を薄肉化することにより高い反発性能を実現。 ・構えた時にヘッドの後ろ側が見えないすっきりとした形状。
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    編集部
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    続けてほしけりゃ放牧すべし
    2024年05月06日
    リサオ
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