セントラル工商が展開する『キース・へリング・ゴルフ』は今年で2年目を迎え、さらにブランドファンを増やしている。
『キース・へリング・ゴルフ』は世界的に有名なデザイナーであるキース・へリング(1990年に 31 歳で他界)のデザインをモチーフにしたキャディバッグやボストンバッグで、記号化されたカラフルな人間たちがリズムに乗って踊り、愛を交わすグラフィックが特徴。
ユニクロやベビー用品のエルゴ、そしてスズキのハスラーなど有名ブランドとのコラボも多岐にわたる。同社の飛田和寿社長は、「品揃えは袋物にヘッドカバーなどアクセサリー類が中心ですが、市場の反応はすごくいいですね」という。
特に、 40 ~ 50 代の感度の高いゴルファーへの販売が好調。基本的に商品はユニセックス対応だが、ヘッドカバーは女性ゴルファーからの人気も高いとか。
「好調の背景は、デザインの露出が多いこと。ユニクロが採用しているので認知度の高さがアドバンテージになっていると思います。あとは、妥協しないモノ作りとパートナーの選択です。
『キース・へリング』は基本的にアートワークなので、ブランドに乗っかる形でデザインを露出している。でも、当社は『キース・へリング・ゴルフ』のブランドを立ち上げているので単なるデザインではありません。そんな気概を持って生地の選択からデザインまでを自己完結型でやっており、ブランドの世界観を醸成しなくてはいけないので、販売先も基本的にはコーナー展開してくれるところと組ませてもらっています」―。
今年のテーマはスエット
こだわりのモノ作りに着実に市場で人気を高める『キース・へリング・ゴルフ』の今年のテーマは生地で、全アイテムにスエット系の素材を起用した。「トレンドに合わせた格好で、売り出しから1カ月経ちますが、とても好調です」
スエットの特徴となる丸みのあるシルエットが特徴のアクセサリー類となる。今のトレンドはデザイン性もさることながら、生地感で選ぶゴルファーが増えている。そのニーズに対応したことが好調要因となっている。
「今年はセカンドステージになりますが、クオリティには自信があります。是非とも感度の高いゴルファーに『キース・へリング・ゴルフ』の良さをもっと知ってほしいですね」
ブランドは立ち上げから二年目が勝負といわれるが、その勝負の年にロケットスタートを切った『キース・へリング・ゴルフ』。感度の高いゴルファーの選択肢に確実に入ったといえるのではないか。