GEW(月刊ゴルフ用品界)は毎号、全国のゴルフ専門店の協力のもとドライバー、FW&UT、アイアン、ウエッジ、パター、ボールの6部門からなる「部門別 売れ筋ランキング」を実施している。
各専門店がそれぞれの部門ごとに売れ筋機種ベスト5を選定。1位は5ポイント、2位は4ポイントと1ポイントずつ下がり、5位は1ポイントを獲得。各部門ごとに合計ポイントの高い順にベスト20を選出する仕組みだ。
今回は6月1日~30日のウエッジ・パター・ボール部門を掲載する。
ウエッジ部門
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■フォーティーン『DJ-4』
6月度売れ筋ランキングで5位に浮上したフォーティーンのウエッジ『DJ-4』。
新製法で実現した “ルールギリギリのスコアライン”や、ロフト毎に求められるソール設計の“DJ-4 独自のユニバーサルソール設計”、番手ごとに最適な重量配分を施した“W逆テーパーブレード”などが特徴。
日本シャフトと共同開発で誕生したウエッジ専用スチールシャフト『DS‐91s』、40~50g台のシャフトをアイアンで使用しているゴルファーに最適な『FT-62w』を用意している。
パター部門
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■ピン『へプラー』
45Pを獲得し3位につけたピンの『へプラー』シリーズが注目株。
ブラッククロームシャフトを初採用。アライメント効果抜群のヘッドから反射を抑制するシャフトまで、プレーヤーの構えやすさを追求したシリーズとなっている。
ミッドマレットから大型マレットモデルには、軽量のアルミ二ウムと高比重のステンレススチールを組み合わせた複合素材ヘッドを採用し、重心位置を最適化。これまでにない高MOIヘッドにより、安定したストロークを可能に。
また、今作は様々なゴルファーに対応できるようにアライメント効果を重視している点も特徴だ。フェースで合わせたいゴルファー向けの「縦のコントラスト」、線で合わせたいゴルファー向けの「サイトライン」、ドット(点)で合わせたいゴルファー向けの「サイトドット」など、全10種類のヘッドをラインアップしている。
ボール部門
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■本間ゴルフ『HONMA D1 plus』
当月8位にランクインした『HONMA D1 plus』(3080円/ダース)は、ルール適合品ながらドライバーからアイアンまで「飛び」を追求したボールで、大ヒットを記録した『HONMA D1』の後継モデル。
反発力に優れ、高初速かつ大きな打ち出し角でキャリーを確保。かつ、低スピンでランも稼げると、クチコミによりゴルファーの間で一気に広がった経緯がある。
対応ヘッドスピードは全領域となっており、ソフトフィーリングも人気の一因のようだ。カラーは、ホワイト、イエローのほか、4色入りのマルチカラーがある。
本間ゴルフの売上構成比は、クラブが8割と最大で、ボール1割、アクセサリーとアパレルが1割とクラブ比率は以前の9割から下がっている。
同社菱沼信之副社長によると、
「ボールの伸長が大きいですね。本格参入をして5年目ですが、まずは1ダース2000円の市場で大きな成果を上げることができました。
『HONMA-D1』がそれで、GfKの調査では、2018年度に最も売れたボール(数量ベース)となっており、その勢いは後継の『D1plus』でも衰えていません。
ほとんど宣伝していないのに売れ続けている理由ですか? 以前の欠品状況を改善したことと、カラーボールの追加も一因でしょう。一番は価格だと思います」
と話している。
【製品概要】
構造:3ピースボール
カラー:ホワイト / マルチカラー(ホワイト / イエロー / オレンジ / ピンク)
カバー:アイオノマーカバー
コア:高反発スプリングラバーコア
ディンプル:368ディンプル
原産国:台湾
備考:1ダース単位(12個入り)
価格:3080円/ダース