藤本技工『FG-101CB FORGED』~ゴルファーが大満足の軟鉄鍛造アイアン 打感、形状、弾道のバランスは秀逸~
吉村真
1974年1月22日生まれ、長崎県出身。 パーツブランド、ゴルフ場経営、中古ゴルフチェーン、ゴルフ雑誌を渡り歩き、現在は「月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド」で地クラブの担当として取材、執筆。 国内を始め、中国...
姫路といえば、鍛造アイアンだろう。その中で、ファミリーカンパニーとして知る人ぞ知る鍛造メーカーが藤本技工だ。
今回、藤本技工の鍛造アイアン『FG-101CB FORGED』を永井延宏プロが検証した。
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞
『FG-101CB FORGED』の製品特徴
製品の特徴は以下だ。
■アスリートゴルファーが好むフォルムに打感と易しさを追求
■素材には上質な打感を感じられる"軟鉄鍛造S15CK"を採用
■フルキャビティ構造ではあまり見かけないストレートネックタイプ
■少し多めのバンス角だが、ソールを的確に研磨で落とすことで、跳ねることを抑制
『FG-101CB FORGED』を動画で解説
永井延宏プロの一押しポイント
やはり、打感の良さは秀逸ですね。インパクト時のボー ルがくっついている感触は、時間にしてイメージより2コ マほど長いですね。ラインを出す、ボールを操作する性能 のイメージが高いレベルでフィードバックされました。
ただ、それ以上に強く感じたのは、キャビティバックの 形状で、バックフェース下部が厚く、ネックも短いので低・ 深重心の形状で、ヘッドが動いてくれます。ボールの上が りやすさ、打ち込んでもヌケるインパクトを可能にしてい ます。ソールもバウンスが強く機能して、且つ、エッジか らの面取りもバランスが良く、ヌケが良いインパクト。パ ーンという心地よいショットに結び付きましたね。
打感と形状から来る機能が上手にマッチしていて、深く 入るシャフトと合わせると心地よいショットが実現します。
ネックはストレートネックですが、構えた感じも難しい 顔ではありません。弾道的にも、高さが際立っており、イ ンパクト効率1.38で、軟鉄鍛造アイアンでは高い。それで いて#7(32度)で160ヤードを超えるキャリー。ゴルファ ーが大満足の軟鉄鍛造アイアンといえるでしょう。
商品概要【FG-101CB FORGED】
素材:S15CK
製法:精密鍛造+CNC加工
ロフト角(度):#4(22)、#5 (25)、#6(28)、#7(32)、#8(36)、#9(40)、PW(44)
ライ角(度): #4(60. 5)、#5(61)、#6(61. 5)、#7(62)、#8(62. 5)、#9(63)、PW (63.5)
重量(g): #4(250)、#5(256)、#6(263)、#7(270)、#8 (277)、#9(284)、PW(292)
ヘッド価格(1個):1万9800円
お問い合わせ
藤本技工
TEL 0790-26-0297
ライター紹介
吉村真
1974年1月22日生まれ、長崎県出身。 パーツブランド、ゴルフ場経営、中古ゴルフチェーン、ゴルフ雑誌を渡り歩き、現在は「月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド」で地クラブの担当として取材、執筆。 国内を始め、中国、台湾、米国のゴルフ用品工場の取材経験もあり、地クラブ・工房ビジネスへの有益な情報発信、国内外の製造拠点などの取材を通してゴルフ用品市場の発展に貢献したいと、東奔西走。ほかには日本ゴルフ用品協会広報委員会アドバイザリースタッフ、販売技術者資格(日本ゴルフ用品協会認定)取得。 プライベートでは1児の父として日々の成長と格闘中。