JIGENの2代目ドライバーは『eRookⅡ』 直進性を踏襲して、更なる飛距離の領域へ

JIGENの2代目ドライバーは『eRookⅡ』 直進性を踏襲して、更なる飛距離の領域へ
ジゲンは7月末、初代のeRook『RK55z』の直進性を踏襲し更なる飛距離を追求したドライバーヘッド『eRookⅡ』(ヘッド単価:8万2500円)を発売する予定だ。 同社によると、  「初代ドライバーに搭載した直進性能は、平面フェースによるギア効果を軽減したことでの直進性が得られていた。そのフェースは平面(バルジ&ロール14インチ)に近いフェースにより、フェース全体でトランポリン効果が発生することで、チタン素材特有の伸び性能と相まってフェースに撓みを生み、反発として飛距離を生み出す。しかし、ヘッドスピードが平均なゴルファーには多大な恩恵がある分、ヘッドスピードの速いゴルファーが打つとフェースの撓みが過剰になりバックスピンがやや多くなる傾向があった。 また、重心高も%の概念では、54%と数値だけは低重心となっていたが、ヘッド単体のヘッド厚(ソール~クラウンの最上部)の高さがあるため、数値上では、実際低重心ではなかった。この観点からもバックスピンが掛かりやすい傾向がありました」 そこで、2代目の『eRookⅡ』には、次のようなテクノロジーを搭載したという。 テクノロジー(1):シンメトリー リブ効果 ソールの撓みを軽減:ボールのインパクトエネルギーによるヘッド振動でソールの挙動を抑制。ソール剛性を強くすることで、反発エネルギーをロスなくボールに伝え、より強い直進性をもたらす。結果、ソールの左右の衝撃の大小でヘッドのブレが生じるのを抑制することに成功。また、ボール衝突エネルギーによるソールの振動の強弱でフェース面も変化するため、スイング中のヘッドの挙動を抑制するためリブをシンメトリーに配置。 テクノロジー(2):低重心による低スピン化 ヘッド後方に軽比重カーボンを採用したことから生まれた余剰重量をソールウエイトに分配。重心を低くすることで、バックスピンの低減に成功。重量調整ビスをヘッドソールの外側に出すことで、重心位置を更に低くすることを可能に。 テクノロジー(3):重心可変式ドライバー ソールに配された4箇所の重量調整ビスの入替で重心位置を好みの位置に移動可能。カーボンに異素材を固定するのは以前では不可能だったが、技術精度により可能に。 フェース素材にはTi–180という新素材チタンを採用。フェース厚を同社独自の偏肉設計にすることで、打点のバラツキにも飛距離性能を落とさず反発させるデザインも施している。 そして弾道調整スリーブを採用したことも特筆に値する。ロフト角は8・5度~11・5度、ライ角は59度~61度、フェースアングルはフック0・5度~スライス1・5度で、それぞれの組み合わせで8つのポジションから選択が可能だ。