全米女子アマゴルフ選手権で37年ぶりの快挙が記憶に新しい。17歳の日本人・馬場咲希が圧倒的な強さで、決勝戦で、カナダの21歳モネ・チュン(米ミシガン大)を11&9(残り9ホールで11アップ)で破り優勝した。その感動の試合展開を配信したのが、スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」だ。
DAZNは今年3月、JLPGA(日本女子プロゴルフツアー)の放映権(38試合中、36試合の予選ラウンドを含む)を取得。それに続き米国ゴルフ協会(USGA)が主催する6大会のライブ放映権を取得した。そのひとつが全米女子アマだった。
今回、DAZNで興奮を味わったのは、ゴルフインストラクターでインスタグラマーの元内ゆうさん。ゴルフ歴8年と歴は浅いが、USGTFレベルⅢの資格を取得し、レッスン活動をしながら、イベントやゴルフ関連企業のPRに登場するインスタグラマーだ。
試合で見る選手はお手本 全米女子アマで見た精神的な強さ
プレーだけではなく、教える側へ
北海道出身の元内さん。母からクラブを譲り受けたことでゴルフを始めた。始めた当初はスコア150。上京後に会社の仲間とプレーするようになり、メキメキ上達。インストラクターの資格取得に至った。
「試合会場にも行くようになりました。そこで見る生のスイングは参考になりますし、それが試合会場に行くことなく、いつでも観ることができる。そこが大きな利点だと思います」
プレーヤーでもあるが、教える側になったことで、生活は多忙になった。それでも試合結果が気になるし、教える側としても女子プロのスイングは一般男性ゴルファーの参考になる。だから、いつでもどこでも試合が見れることは、元内さんにとって大きなメリットだ。
全米女子アマの馬場咲希に興奮 英語解説は分からない!?
そんな元内さんが興奮したのが、全米女子アマ。17歳の馬場咲希が日本人としては37年ぶりに制した。
「決勝戦は凄い展開だったと思います。相手選手がいつもしないだろうミスを連発していた。プレッシャーは相当だったと思います。それをものともせず戦って勝った馬場選手の精神力は相当なんだろうなと思ったんです。ただ、解説が英語だから分からない部分は沢山ありましたが(笑)、熱は伝わってきましたね」
ゴルフはメンタルのスポーツ。その心の持ち様は、プレーヤーとしてもインストラクターとして重要だという。
試合観戦で学ぶ メンタルまで教えたい
「レッスン活動では、もちろんスイングが重要ですが、ミスをした時にメンタルの持ち直し方など、その分野までサポートできるインストラクターになれれば良いですね」
スイングを教える時も、ミスをした時の振る舞いや心の持ち様も、トッププロが参考になる。だからこそ、DAZNが配信するJLPGAの試合や、今回の全米女子アマの配信は、元内さんの活動を支える一つになっているという。
スポーツの世界が広がり 多様な会話が増える
普段見ることのないスケボーの試合に興奮
都内を拠点に活動する元内さん。出かけた渋谷で少年たちがスケボーに興じる風景を目にした。
「そのスケボーもDAZNで試合を配信しているんですね。試合を見ると格好良いと思いましたし、それ以上に、トップ選手のダイナミックな技を見ると興奮しますし、テンションが上がりますし、私自身のスポーツの世界も広がりますね」
野球の試合もサッカーワールドカップの予選も同じだという。
「やっぱり話題になるじゃないですか? それを見て皆で盛り上がる。ゴルフだけではなく、それって重要だと思うんです」―――。
会話が広がるDAZNでスポーツ観戦
レッスン活動では男性ゴルファーの生徒も多い。休憩時間になると様々な会話が飛び交うが、その多くがスポーツの話題。
「先ほどのスケボーも同じですが、やっぱりゴルフをする方はスポーツ好きですよね。だから休憩時間になると、スポーツの話題が多いんです。そこで会話は弾みますし、初めての生徒さんでも親密になれますね」
スポーツは人と人の距離を縮める。DAZNによるスポーツ観戦は、そんな効果もあるという。
コロナ下だからこそ 時代にあったスポーツ観戦
コロナで変わった生活様式とスポーツ観戦
この3年、世界中を苦しめているコロナウイルス感染拡大。生活様式も大きく変わった。
「ゴルフが中心ですが、以前は試合会場に足を運ぶこともありました。ただ、コロナ下だから、頻繁には行くことができなくなりましたね」
それは、ゴルフの試合だけではない。徐々に緩和されているが、あらゆるスポーツの試合、イベントでコロナ対策が講じられ入場者数の制限もある。その中でアウトドアが注目され、ソロキャンプなどもブームになっている現状もある。そこにDAZNの価値があると元内さんは強調する。
安心できる仲間とのキャンプ そこで盛り上がりにDAZN
北海道出身の元内さん。自然豊かな環境で育ったため、BBQやキャンプは当たり前のレジャーだ。
「コロナ禍で非接触のキャンプがブームになっていますけど、私にとっては子供の頃からキャンプは当たり前の遊び。そこで安心できる家族や仲間と過ごす時間に、スポーツ観戦があれば盛り上がります」
ここでも、「いつでもどこでも」のDAZNの価値があるという。
コロナ下だからこそDAZNの価値がある
コロナ禍で、出来る限り人と人の接触を抑える新たな生活様式が根付きつつある。
「だからこそ、ゴルフでもサッカーでも野球でも同じですが、大人数ではなくスポーツが観戦できるDAZNの価値はますます深まると思うんです。新しい生活様式にあったスポーツの視聴方法だと思いますよ」
「いつでもどこでも」――。それを可能とするDAZNでのスポーツ観戦は、新たな生活様式が根付きつつあるウィズコロナ時代にマッチした存在だ。
[surfing_voice icon="https://gew-web.com/wp-content/uploads/2022/08/daznmotouchi.jpg" name="元内ゆう" type="l big" bg_color="eee" font_color="000" border_color="eee"]北海道出身で東京を拠点に活動するゴルフインストラクター兼ゴルフインスタ女子。母の影響でゴルフを始め、USGTFレベルⅢを取得。インドアゴルフ施設でのレッスン、ゴルフ場でラウンドレッスンをする傍ら、ゴルフ関連企業のPR等でも活躍。ベストスコア75(白ティ)。インスタグラムフォロワー数6.9万人。[/surfing_voice]