~野暮だよあんた~その12:ノーカンなんてものはない!
ゴルフの技術やスコアの良し悪しは評価に直結するものではありません。当たり前の話ですが、まず『人として』どうなのか、なのです。マウント取ったり、ニギりの無理強いをしてはいけません。ゴルフが上手くてもなんにも偉くありません。ゴルファーにとっての最高の賛辞は「また行きましょう」と言われること。そのために避けるべきは『へぼ』じゃなく『やぼ』。ゆめゆめ油断なさらぬよう。
【侮れない、自己暗示のパワー】
ゴルフを始めた当初、最も苦戦したのはパターでした。ゴミ箱にゴミをポイって放るイメージでいけるはずなのに、別になにか正しい作法があるような気がして勝手に身構え、感覚を封じちゃってた。そもそも初心者の頃はスイングや飛ばしのことばかり考えてパットは二の次になりがち。でも200yのティーショットも10cmのパットも同じ1打だと理解すると、ゴルフって結局パター次第じゃんってわかってくる。
私の場合、大オーバーが多く、同伴者から「ノーカン」呼ばわりされてたので、自分はどうしようもなくパターが下手なんだと思い込んでた。けれどある日、上級者に「今のままでいいよ。届かなければ永遠に入らないけど、オーバーしてればいつか入る」と言われてから、開き直って自分はパターの天才だと思い込むことにしたら、あら不思議、その根拠のない自信が奏功して結果がついてきた。自分を信じるって大事です。だから、誰かの自信を喪失させる呪いの言葉は御法度。自分に跳ね返ってくるよ。