学童保育とゴルフの高い親和性を改めて確信した 有馬カンツリー倶楽部社長 谷光高 

学童保育とゴルフの高い親和性を改めて確信した 有馬カンツリー倶楽部社長 谷光高 
2025年3月31日、有馬カンツリー倶楽部で4回目となる大阪YMCAアフタースクールの「ゴルフ体験イベント」を行った。今回は、いつものしろがねこども園(兵庫県川西市)だけではなく、大阪土佐堀YMCAアフタースクール(大阪市)のこどもたちも参加。総勢46名の小学生が遊びに来てくれた。 YMCAのアフタースクールはこどもたちにとって、学童クラブとして家庭に代わる生活の場となっている。夏休みや春休みの学校が休みの間は、朝から夕方まで長い時間をともに過ごす。 大阪市のど真ん中にある土佐堀YMCAは、ウエルネスセンターとして体操・バスケット・フットサルなどの施設が備わっているが、木々のある自然の遊び場はない。そのような街中の環境にいるこどもたちにとって、自然の中で遊ぶことは非日常的なアクティビティなのだろう。言うまでもなく、参加した小学生たちは思う存分、芝生の上ではしゃぎまくっていた。 今回もYMCAの大型バスに乗ってゴルフ場に11時前に到着。そこから12時半ごろまでドライビングレンジでスナッグゴルフをしたり、ドライバーでフルスイングをして遊んだが、芝生の上でお弁当を食べてからが遊びの本番! 斜面で芝滑りをしたり、ボール遊びをしたり、カートに乗ったりして、ゴルフ場は時ならぬこどもたちの歓声に包まれた。

産学連携の一環として

当日は、「Gちゃれ」でお世話になっている流通科学大学(神戸市)の内田遼介准教授と、内田ゼミの学生6名が見学及びアシスタント指導員として参加した。これは内田先生の依頼によるもので、 「スポーツ心理学を学ぶゼミ学生に社会貢献活動をさせたい」 との想いからだ。 そこで、大学のすぐ近くにあるYMCAアフタースクールのこどもたちに対して、ゴルフ体験教室の開催を計画。こどもたちとの交流を通じて学童保育に貢献させたいと考え、そのための第一歩として学生たちを連れてこられた。 今後弊社はこの取り組みについて、産学連携の一環として積極的に協力していくつもりである。 ゴルフのファーストティプログラムがアメリカ全土に広がったように、学童保育とゴルフの親和性は高いと考えている。 その地域にとって、ゴルフは欠かせないスポーツとして、ゴルフ場は欠かせない場所として、そこに住む人たちに広く受け入れてもらえるよう、これからも努めていく。
この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2025年6月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。 月刊ゴルフ・エコノミック・ワールドについてはこちら