武蔵野が地域貢献 「ロイヤルメドウカップ」を開催

ゴルフ場「ロイヤルメドウゴルフ倶楽部(GC)」(栃木県)や、練習場「ウィンズゴルフステーション新座」(埼玉県)、インドアゴルフ「ウィンズFAMILYGOLF」(埼玉県)などを運営する武蔵野は、7月10日~12日の3日間、ロイヤルメドウGCにて、ステップ・アップ・ツアー「ロイヤルメドウカップ」をJLPGAと共に開催する。賞金総額は2000万円、優勝賞金360万円。昨年に続き2回目となる。
昨年の第1回目は、2396人が来場。ロイヤルメドウGCがある栃木県でステップ・アップ・ツアーが開催されるのは、2009年以来15年振りのことだった。同社のゴルフ場・練習場の支配人を兼務する、事業部長の小棚木克之氏は、開催の経緯をこう語る。
「当社のテーマは『食』と『癒し』ですが、ゴルフ事業にも注力してきました。ゴルフ場や練習場、インドアなどを運営している当社としては、新規ゴルファーの創出やジュニアゴルファーの育成を通して、ゴルフの裾野を広げることも使命だと考えていました。また、ロイヤルメドウGCと栃木県芳賀町を繋ぐことで、地域貢献したいという想いもあり、同大会の開催を決意しました」
昨年大会では、ギャラリープラザと芳賀町の道の駅が連携し、キッチンカーが出店。地元の芳賀郡芳賀北小学校6年生50名を招待した「Hello,Golf! 社会科見学プログラム」が実施され、ツアー観戦やツアースタッフの仕事見学、ボランティア体験、放送センター見学が行われた。
今年の第2回大会は、最終日の12日、本田技研工業がギャラリー用に約1500台分の駐車場を開放。地元の道の駅がギャラリープラザに特産品などのブースを出店するなど、地域と連携する。
また7月7日には共催者推薦選考会も初開催。7月9日にはプロアマも実施される。さらに、ウィンズゴルフステーション新座で平日180分利用、土日180分利用、インドア「ウィンズFAMILYGOLF」のビジター利用、所属プロによる個人レッスンを1レッスン以上受講の4つの条件を満たすと、同プロアマの抽選に申し込みできる権利を付与する「ウィンズグランドスラムチャレンジ」も実施中。また26名限定で、大会最終日にウィンズゴルフステーション新座からロイヤルメドウGCの往復バス送迎と観戦チケットがセットになったバスツアー(6000円)も行う。
「今年の大会は最終日が土曜日ですので、是非、親子で観戦に来てほしい。子供にとってゴルフ場が身近なものになれば、将来大人になった時に、ゴルフの敷居が下がると思います。本大会は未来のゴルファー創出のための、草の根活動でもあります。ゴルフ業界に貢献できればーー」(小棚木部長)
同社はゴルフ場、練習場、インドアの3つを全て持っている点が強み。異なるゴルフ施設に横串を刺し、新規ゴルファー創出に寄与できるか注目だ。
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