コロナ特需消滅によるゴルフ練習場来場回数減少は遂に5月終焉した。
昨年末で終了した特定サービス産業動態調査ゴルフ練習場利用回数とカードシステム利用回数を連結すればコロナ特需の推移が読み取れます。〈グラフ〉
コロナ以前の水準を2019年12月とすれば
・2021年12月末時点ピーク117%増加
・2025年5月末時点ピークより▲15%減少
・2025年5月直近12ヶ月合計、2025年4月直近12ヶ月合計はどちらも1打席あたり▲0.4人で同水準であり減少が終焉したと判断できます。

2025年ゴルフ対象人口が2019年より▲4%減少したと考えるべきですからゴルフ産業はコロナにより「6%需要増を享受した」といえます。
今後の来場回数増減はコロナ以外の要因と考える必要があります。
ゴルフ需要全国合計の推定
このカードシステムデータは「22万7000人の正確な記録であり、全ゴルフ練習人口の3%」と推定されるので需要全国合計が推定できます。
●2025年5月末時点
・ゴルフ練習場人口 757万人
・年間来場回数 9399万回
・新来1回限りビギナー 9万5千人
・不安定ゴルファー 561万人
4月末
集計期間:2024年5月1日~2025年4月30日
比較対象期間:2023年5月1日~2024年4月30日
集計打席数:1,913
集計実働顧客数:226,499
5月末
集計期間:2024年6月1日~2025年5月31日
比較対象期間:2023年6月1日~2024年5月31日
集計打席数:1,913
集計実働顧客数:227,073
この記事は弊誌月刊ゴルフ・エコノミック・ワールド(GEW)2025年7月号に掲載した記事をWeb用にアップしたものです。なお、記事内容は本誌掲載時のものであり、現況と異なる場合があります。
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