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復活する『Mizuno Pro』9月発売で『MP』は退陣?

 2017/08/30 メーカー この記事は約 5 分で読めます。 2,440 Views

往年のミズノファンには嬉しい古豪ブランドの復活だ。ミズノは9月15日、『Mizuno Pro』のアイアン3機種、ウエッジ1機種、アイアン型UT1機種を販売する。このブランドは『MP』に名称を変えて、同社のプロモデルとして主力商品の位置づけにあったが、『MP』は今後、新商品を投入せず「退陣」という流れになり、代わって『Mizuno Pro』復活となった次第。

かつて、中嶋常幸が使用した『tn87』は上級者垂涎のヒット商品となるなど、「アイアンのミズノ」を盤石にした。

新商品は、同社の公認フィッティング資格をもつ約350店舗での限定発売となり、無暗に販路を広げることなく、最適スペックを提供することを心掛ける。

アイアンはマッスルバックの『Mizuno Pro 118』(1本1万9000円~)、ハーフキャビティの『Mizuno Pro 518』(同1万900円~)、ボックスキャビティアイアン『Mizuno Pro 918』の3種類。

これらに共通するのは、鍛造の新製法である「グレインフローフォージドHD」を採用していることだ。これまでの鍛流線の切れない鍛造製法に加え、バリの出方をコントロールしてフェースセンター下部に鍛造繊維を集中させる製法に進化。これによりインパクト時の音圧が高く、打球音の響き時間がより長くなっている。さらに銅下メッキを採用して、柔らかい打感を実現したという。

『Mizuno Pro 118』は、コンパクトサイズのマッスルバックアイアン。近年、アイアンが大型化している潮流の中で、操作性を重視しショートアイアンもスッキリとしたサイズ感。近年、トーナメントコースのラフが長くなっているため、ラフの抵抗を軽減させることも小型化の理由だという。
「懐かしい。コンパクトで操作しやすそうな印象があります」(手嶋多一プロ)

さらに、「MP-64」で搭載され「MP」アイアンの定番となったルークソールで、厳しいトーナメントコースでも威力を発揮するとか。

ハーフキャビティの『Mizuno Pro 518』は、前出の『118』を倣ってフェース長が短くコンパクトながら、キャビティ部のヘッド中央に比重の小さなチタンを全番手に内蔵。トウ側には比重の大きなタングステンを配置(4番~7番)することにより、トウ・ヒール慣性モーメントを大きくすることでスイートエリアを拡大。やや打点がバラついても飛距離の減少を抑え、安定した方向性を発揮するアイアンだ。このモデルにも銅下メッキが施され、柔らかい打感を実現しているという。

さらに、ボックスキャビティの『Mizuno Pro 918』だ。素材には軟鉄のS25Cにボロンを0・003%添加する事で、粘り強い特性を持たせた新軟鉄鍛造素材「軟鉄ボロン鋼」を採用。軟鉄鍛造ならではのソリッドな打感を追求しながらも、アイアンでは鍛造時にフェースを急冷することで、フェース部の強度が30 %アップ。

フェースとソール部の薄肉化を可能にし、反発性能が向上。いわゆる軟鉄鍛造の飛び系アイアンといったところだろう。

さらに、ボディにも強度の高い軟鉄ボロン鋼を採用することで可能なったフェースとソール部を薄肉化するT-SLOT加工で反発性能を向上。

そして薄肉化により余剰重量が約24g 生まれ、その余剰重量をヘッドの四隅に再配分することで、慣性モーメントを拡大。ワイドスイートエリア設計が可能となっている。

番手のラインアップは『118』が3番~9番、PWで、『518』『918』は4番~9番、PWとなっている。

その後ろを担うのがウエッジ『Mizuno Pro S18』(1万9000円~)だ。

既存モデル『T7』同様、打ちたい距離をロフトで選べるシリーズで、ロフト、バンス別で25SKUをラインアップ。さらに、アイアン『Mizuno Pro 918』で採用された軟鉄ボロン鋼により、スコアラインの耐久性を向上に成功。高スピンを持続させることを可能にしたという。

また、バック側のセンターからトップエッジにかけ厚肉化した逆テーパーブレード設計により、『T7』ウエッジに比べスイートエリア値を約20%拡大。ミスヒットに強く、やさしいアプローチを実現しているという。

最後に紹介するのがアイアン型UT『Mizuno Pro FLI -HI』(2万3000円~)だ。アイアンの流れでスムーズに構えられるアイアン型ユーティリティという位置づけ。

やさしく飛ばすことを目的に、中空構造と複合設計を採用。フェース部は反発性能に優れた高強度マレージングステンレススチールを使い、トウ側には比重の大きなタングステンを内蔵し、トウ・ヒール慣性モーメントを拡大。やや打点がバラついても飛距離の減少を抑え、安定した方向性を発揮するという。

また、フェース形状はアイアンからのつながりが良く、薄くなったトップエッジの影響で、よりアイアンに近い感覚で構えられるようデザインされている。

また、先のタングステンウエイトで重心は既存モデルと比較して3mm低重心化。中空構造による深い重心との相乗効果で、ボールの上がりやすさが向上したと自信を漲らせている。

ロフト調角可能なアイアン型UTで、3番が18~20度、4番が21~23度に対応する。

同社はこの『Mizuno Pro』シリーズの発売を期に、新たなフィッティングアイテム『シャフトオプティマイザー3D』を先の約350店舗に導入。連動する専用アプリを活用して7番アイアンを3球打つだけで、パター以外13本の推奨クラブをゴルファーに提案するシステムも導入。フィッティング時間の短時間化に寄与することを目的としている。

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