【2017年5月】桁外れのドライバーが1位を獲得! 今月のドライバー売れ筋ランキング

弊誌月刊ゴルフ用品界で毎月掲載している定点観測(全国のゴルフショップから届いた売上ランキングを、ポイントに換算)から、3月分のドライバー売れ筋ランキング(GEW調べ)を発表。
ゴルフショップ店長からのコメントも紹介しているので、合わせて参考にしていただきたい。
今年の春商戦は『GBB EPIC』が猛威をふるっている。2月17日の発売ながら、一部で在庫が欠品するなど、近年まれなロケットスタートだ。実質販売期間が11日にも関わらず、王者『ゼクシオ』を軽く抜き去りトップでの初登場。
競合他社の推計によれば、『GBB EPIC』は日本仕様の『スター』だけで3月初旬までに6000本を売り切ったとの見方もある。
有賀園ゴルフ新横浜店(神奈川県)の島田大輔店長が、驚きながらこう話す。
「それにしても凄い勢いです。2月は『GBB EPIC』のドライバーが58本、2位の『ゼクシオ』が10本だから、まさに圧勝ですよ。大量に仕入れたので現状は問題はありませんが、キャロウェイによれば、欠品した場合は平均2~3ヶ月待ち、カスタム仕様は6月末の入荷になるそうです」
この勢いは3月の弊誌定点観測でも継続中。
Contents
ドライバー売れ筋ランキング(2017年3月)
1位 GBB EPIC シリーズ / キャロウェイ
キャロウェイゴルフから2月17日に発売された『GBB EPIC』が1位を獲得。
「桁外れ」といった意味を持つEPICという言葉がつけられた同シリーズは、グローバルモデル『Sub Zero(サブ ゼロ)』とアジアモデル『STAR(スター)』の2機種を展開、価格はいずれも7万5000円(税別)から。
驚くべき機能と製造技術の全貌を仕掛け人が語る。
『GBB EPIC』の対象ゴルファーは? どの層のゴルファーに向けて発信していくのか。
永井延宏プロの検証動画。「キャロウェイらしいテクノロジーをベースに、巧みに作り分けた2機種のドライバー(永井プロ)」
2位 XXIO シリーズ / ダンロップスポーツ
今年でついに10代目を迎える予定のゼクシオが安定のランクイン。
試打専門店クラブステーションによると、
「『ゼクシオ9』が再上昇してきました。新シャフト『Miyazaki Melas(ミヤザキメラン)』装着の試打クラブを投入したことがきっかけとなり、併せてFW・UTの装着モデルも一緒にお試しいただく方も多かったので、全体的に順位が再上昇したと思われます」と話している。
市場変化への対応策が問われる『ゼクシオ9』の進むべき道
3位 M シリーズ / テーラーメイド
構造進化で思い通りの新『M1』、パワフルな『M2』ドライバ ー。
『M1』は調整可動域にさらなる幅を持たせ、より思い通りの弾道を実現。一方の『M2』は独自の幾何学&音響技術による「ジオコースティック・デザイン」を採用することで、飛距離と寛容性にこだわりつつ打感・打音にもこだわったモデルに仕上がっているよう。
テーラーメイド菱沼ディレクターインタビュー。
永井延宏プロの検証動画。「『M1』は意図的に球を操りたい、操作性重視のゴルファーにオススメ。一方、新『M2』のターゲットは、何も考えずオートマチックに飛ばしたいゴルファーです。(永井プロ)」
以下、4位にミズノ『MPシリーズ』、5位にマルマン『MAJESTYシリーズ』と続く。
販売店のコメント
アイフィー
テーラーメイド『M1』、『M2』が発売されましたが、思ったよりも厳しい状況です。キャロウェイの『GBB EPIC』も欠品状態が続いているので、なにか対抗品がほしいところ。
ゴルフニューオオシカ
『EPIC』と『M2』フィーバーもひと段落が。商品供給もさることながら、最初の段階での値引きはいかがなものか、結果はどうでしょうか。
スズキゴルフ
3月はキャロウェイ『EPIC』とテーラーメイド『M2』の2本柱。シーズンインを間近に来店数も急に増えてきました。
エイ・ワン・フィールド岡山本店
新商品が発売され、やっとゴルフシーズンが到来した感じです。ここにきて『ゼクシオ』がまた売れ始めました。さすが『ゼクシオ』ですね。
総評
『EPIC』が『ゼクシオ』に大差をつけて頂点を維持。33店舗中17店舗で1位を獲得し、盤石な体制を築いている。またテーラーメイドの『Mシリーズ』も急発進で2位の『ゼクシオ』とわずかな差で肩を並べる。
ドライバー市場は近年まれに見る激戦ぶりで、混沌が続きそう。
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