ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント大会実行委員会は本日、都内ホテル会場(ロイヤルパークホテル/中央区日本橋)で、「ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント」(以下、レジェンドチャリティ)を開催することを発表した。記者発表会には、実行委員の青木功氏(プロゴルファー)、王貞治氏(福岡ソフトバンクホークス球団取締役会長)、日野皓正氏(ミュージシャン)、開催コースである「麻倉ゴルフ倶楽部」(千葉県佐倉市)の小野高秀総支配人が登壇。報道関係者約40名が集まった。
「レジェンドチャリティ」は、実行委員である前出3人の共通点であるゴルフを通じて、「子ども達に手をさしのべたい」という思いに多くのプロゴルファーや著名人が賛同し、開催しているチャリティイベント。大会で得られたチャリティの収益金は、病気の子ども達への支援、小児医療の中核となるこども病院への支援、また、東日本大震災にて被災した子ども達や震災孤児達を支援する団体ならびに基金など、子ども達を支える目的に活用している。実行委員である3名は、次のようにコメント。
「2009年からスタートしたこの大会も、おかげさまで7回目を迎えることができました。これまでおよそ2億円以上の寄付金が集まり、我々の活動が少しずつ形になっていることを感じています。今後も続けていきたいし、プロゴルファー仲間や著名人の皆さんが、『俺もこの大会にでてみたい』と思われるような大会を作り上げていくつもりです」(青木功氏)
「自分たちができる範囲で子ども達が、明るく楽しい人生を歩めるよう、少しでも協力したい。今後も続けることで、チャリティ活動はもちろんのこと、賛同する人たちの輪を広げていきたい。とにかく、みんなの思いをひとつにすることが大切。世の中の役に立てることは非常に嬉しいことだと感じています」(王貞治氏)
「昨年、実際に被災地へ足を運ぶ機会がありましたが、まだまだ復興は進んでいないことを目の当たりにした。自分はスポーツマンではないので、ゴルフのプレーで魅せることはできないが、音楽の分野から全力でサポートしていきたい。我々が生きている間は大会を続けていきたいね」(日野皓正氏)
昨年の大会は2日間で延べ6728人のギャラリーが来場し、多くの人間がチャリティに賛同。チャリティ寄贈金額の合計は約4600万円だった。ちなみに、2009年大会からの6年間で集まった寄付金は延べ2億4975万円にのぼるという。
また、「レジェンドチャリティ」では、東日本大震災で被災した子ども達に笑顔を届けるため、毎年、東北の被災地から子ども達を招待。昨年は、福島県相馬市玉野小学校・中学校の生徒たちを招待し、ギャラリー整理などの大会運営にも協力してもらったという。チャリティ金寄贈のほか、このような取り組みは子ども達に夢を与えるという意味で、特筆に値するだろう。
そして、大会の見どころといえば、やはりプロたちのプレーだろう。今年もチャリティに賛同したプロゴルファー、著名人が多く参加する。プロの部ではジャパンゴルフツアー選手会長の池田勇太が、自身3回目の優勝を目指して出場を決めた。加えて、目玉は昨年賞金王に輝いた小田孔明の出場。さらに、小田龍一、竹谷佳孝のほか、若手注目株の岩田寛、金亨成、シニアではベテランの奥田靖己が初出場。また、実行委員の青木功、尾崎直道、片山晋呉、倉本昌弘、中嶋常幸と5人の永久シード選手が出場するという豪華な顔ぶれ。
著名人の部では、実行委員の日野皓正、岩城滉一、郷ひろみ、佐々木主浩、舘ひろし、東尾修が第1回大会から7年連続の出場。初出場では上地雄輔、陣内智則、博多華丸、薬丸裕英の出場が決定。野球界からは2年ぶり6回目の山本浩二、初出場の前田智徳が出場を決め、こちらも豪華な顔ぶれが揃ったといえるだろう。
なお、開催コースとなる「麻倉ゴルフ倶楽部」は、都心から車で約1時間とアクセスに恵まれた下総の豊潤な自然のなかに位置するゴルフコース。今年も多くのギャラリーが来場しそうだ。最後に同大会に出場する青木功プロに意気込みを聞く。
「昨年はケガで1年間棒に振ってしまったからね。いまはゴルフをはやくやりたくてやりたくウズウズしているよ。やるからには、若い連中に負けないよう頑張りたいね。60台でプレーして、エージシュートを達成したいね」――。
「レジェンドチャリティ」は2015年5月9日(土)、10日(日)の2日間で開催。詳細は
大会ホームページへ。