ゴルフ関連17団体による「ゴルフ新年会」が先頃、都内ホテルで行われた。今年は約800名の関係者が一堂に会し、ゴルフ市場活性化に向けて飛躍を誓い合った。
ゴルフ新年会の前、午前9時30分から17団体のトップによる「日本ゴルフサミット会議」が開催され、2016年の活動計画について話し合われたが、この点は後述――。
サミット会議後には「2016年リオデジャネイロ五輪に向けて」とのテーマで新春特別企画のトークセッションが行われ、オリンピックゴルフ競技対策本部強化委員会の委員長を務める日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長、同副委員長の日本女子プロゴルフ協会、小林浩美会長らが参加し、競技対策本部としてのサポート体制や現地視察の最新情報が伝えられた。倉本委員長は、
「オリンピックを通じてゴルフを普及させるには、プロ選手の活躍が不可欠です。強化委員会では、現場でベストパフォーマンスを出してもらうためのサポートという観点から、海外での人脈や情報収集力をもっている丸山茂樹プロにヘッドコーチを依頼しました。選ばれた選手が気持ちよくプレーしてもらうために、私や小林副委員長、丸山プロと共に、万全なサポート体制を敷いていきます」
倉本委員長は、リオ五輪だけでなく、2020年の東京五輪に向けて、技術面でのサポートもしていくという。その後の賀詞交換会では日本ゴルフ協会の竹田恆正会長が17団体を代表して挨拶し、
「『日本ゴルフサミット会議』では、ゴルフの振興を最優先課題とし、17団体が協調してゴルフの魅力を高める施策を考えています。皆様におかれましても、このゴルフ振興に向けた施策にぜひご協力ください」
と、業界の結束力を求めた。その後、サミット会議の記者発表が行われ、今年の活動計画として、今年度のテーマが打ち出された。①ゴルフの活性化をはかる、②ゴルフ場利用税廃止運動の継続、③国家公務員倫理規程における「ゴルフ」の削除、④暴力団等反社会勢力の排除という4項目が、いずれも継続事項となっている。一転、新しいことは、「全日本ゴルフ振興会議」を新たに設置するという発表だった。
なお、「日本ゴルフサミット会議」、「2016年ゴルフ新年会」主催ゴルフ関連17団体は以下の通り(順不同)。
日本ゴルフ協会、ゴルフ緑化促進会、日本ゴルフ場経営者協会、日本パブリックゴルフ協会、全日本ゴルフ練習場連盟、日本ゴルフ用品協会、日本ゴルフトーナメント振興協会、日本プロゴルフ協会、日本ゴルフツアー機構、日本女子プロゴルフ協会、日本ゴルフ関連団体協議会、日本芝草研究開発機構、全国ゴルフ会員権取引業団体連絡会、全国ゴルフ場関連事業協会、日本ゴルフコース設計者協会、日本ゴルフジャーナリスト協会、日本ゴルフ場支配人会連合会