プロゴルファーが用具メーカーとの契約記者会見で、親に対する感謝の気持ちを手紙に書いて朗読するのは初の試みかもしれません。
ヨネックスは昨日、同社のジュニアアカデミー出身の二人のプロ、石井理緒、山口すず夏と用具契約を締結して、記者発表会を開催しました。石井理緒は母親に、山口すず夏は父親にこれまでの感謝の意を込めて、手紙を朗読しました。
その朗読全文を紹介します。
いつも恥ずかしくて伝えられないけど、ありがとう、大好きです。
石井理緒から、母への手紙全文。
お母さん、いつもありがとう。10歳の時に、私がお母さんに真剣にゴルフをやらせてってお願いしたときからもう9年経って、これまで色んなことがあったけど、今年やっとプロになりました。
今年からはまた新しいところでゼロからのスタートになるけど、私らしく精一杯頑張って、お母さんと叔母さんにカッコイイ姿を見せたいと思います。
これからも家族や応援してくださる方達が、私の姿を見てずっと笑顔でいられるように頑張ります。いつも恥ずかしくて伝えられないけど、ありがとう。大好きです。
お父さんがいてくれたお陰でここまで来ることができました。これからは私が恩返しをしていく番です。
山口すず夏から、父への手紙全文。
お父さんへ。いままで育ててきてくれてありがとう。沢山わがまま言ったりとか態度が悪かったりとか色々あったけど、お父さんがいてくれたお陰でここまでくることができました。
小学校1年生の終わりから、お父さんとお兄ちゃんの影響で始めたゴルフでしたが、趣味を通り越してついに仕事になりました。お父さんとお母さんはそんなつもりはなかったと思うけど、きっと私はゴルフが好きで楽しくてボールに当たるのが面白くて真剣にやるようになったんだと思います。
始めた頃からプロゴルファー目指してやってきて、最初は夢だったものが段々とプロというのは夢に向かう通過点だと思うようになりました。100を切るか切らないかの時は、よくお父さんとお母さんと3人でコースに行って、担いだりして回ったのを今でも鮮明に覚えています。当時はミスをすると怒られたりしていたのに、よく辞めないで続けていたなぁと思います。それでもきっとゴルフが好きだったから、ここまでこれたんだと思います。
高校生になって海外の試合にも沢山出させてくれて凄く貴重な体験をさせてもらったし、ゴルフはすごくお金がかかるから、お金大丈夫かな? と思ったこともあったけど、私がしっかりゴルフに取り組めるような環境を作ってくれて、本当に感謝しきれないです。ありがとうございます。
これからは私が恩返しをしていく番です。1年目からアメリカツアーで分からないことも多々あると思うし大変な時もあると思うけど、私はシード獲得と優勝目指して頑張ります。お父さんは送り迎えと料理と、その他忙しいと思うけど、これからも宜しくお願いします。東京オリンピック、その先の目標に向かって精一杯頑張り、私の夢でもあるお嫁さんになるために女子力も磨いていきます。これからも宜しくお願いします。
使用クラブはEZONE GTが中心、REXISシャフトも含めた契約
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左:石井理緒、右:山口すず夏[/caption]
今回の記者発表では、使用クラブも紹介されている。両名ともに、契約内容はドライバーを含むクラブ11本、シャフト、キャディバッグ、グローブ、パラソル、キャップとなり、契約地域はワールドワイド、契約期間は複数年となっている。
それぞれの使用予定ギアは以下の通り。
■石井理緒
ドライバー:EZONE GT(シャフト:REXIS KAIZA-M)
FW:EZONE GT(シャフト:REXIS KAIZA-M)
UT:EZONE XPG(シャフト:REXIS KAIZA-i)
アイアン:EZONE CB 501(シャフト:REXIS KAIZA-i)
ウエッジ:EZONE W 501
■山口すず夏
ドライバー:EZONE GT(シャフト:REXIS KAIZA-H)
FW:EZONE GT(シャフト:REXIS KAIZA-H)
UT:ゼロアイアン(シャフト:REXIS KAIZA Xh)
アイアン:EZONE CB 501
ウエッジ:EZONE W 501
記者発表の様子は動画でどうぞ。