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  • NGKが「コロナの影響予測」で3、4月のゴルフ場入場者は10~20%減

    片山哲郎
    1962年8月3日生れ。月刊誌GEW(ゴルフ・エコノミック・ワールド)を発行する(株)ゴルフ用品界社の代表取締役社長兼編集長。正確、迅速、考察、提言を込めた記事でゴルフ産業の多様化と発展目指す。
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    日本ゴルフ場経営者協会(NGK)は昨日、新型コロナウイルスの影響による3、4月の入場者予測をまとめた。加盟200コースにアンケート調査を行ったもので、87コースから回答を得た。調査期間は2月下旬から3月5日までの約2週間。大石順一専務理事が次のように説明する。 「ゴルフ場経営者や支配人からメール回答を得ました。今回は第1回の調査ですが、3月末に同様の調査を再度行い『現場の肌感覚』がどれほどの精度か検証したい。これに各種経済指標を絡ませれば、有益なデータになるはずです」 調査は関東・甲信越(23コース)、中部(15)、関西(18)、中四国(16)、九州(15)の5ブロック。1、2月は入場者実績における前年同月比で、3、4月はコロナの影響を踏まえた入場者の減少予測となる。以下、数字を列記しよう。 関東・甲信越 1月91・1%  2月122・2%  3月10~15%減  4月10~15%減 中部 104・5%  118・7%  10%減  10%減 関西 106・2%  120・2%  10~15%減 10~15%減 中四国 129・4%  136・6%  15%減  15%減 九州 92・3%  121・3%  10~20%減  10~20%減 「1、2月は暖冬の影響で各エリアとも非常に好調でした。特に中四国は、2018年の西日本豪雨の影響が昨年まで残ったため、増加幅が大きくなっています。 ただ、2月25日に政府がコロナ感染の基本方針を発表したあたりから企業のゴルフ自粛が目立ち始めました。感染者を出すと社会的な問題になることから、企業・団体のコンペキャンセルが相次いだのです。最多は千葉県に36ホールを運営するゴルフ場で、ここのキャンセル数は855件(3月5日現在)となっています」 同コースは3月の売上を昨対3割減と見込んでおり、3組以上の法人コンペが激減した。これは極端な例ではあるが、概ね100キャンセル程度が平均的。3月の需要予測もコ―スによって温度差があり、25~35%減と辛く見積もるコースがある半面、平均的には10~20%減との見方が大半を占めた。 「この予想値の範囲内なら、すぐに経営不振とはならないでしょう。ゴルフ場には固定収入の年会費があり、名変料もある程度見込めます。ただ、政府の新たな方針発表を含めて流動的な要素が多過ぎる。段階的にステージが悪化して、さらに夏枯れの7、8月は売上が2割ほど落ちるため、コロナが長期化すれば苦しくなる。 最大の懸念は自粛ムードの高まりですよ。ゴルフは屋外の健康的なスポーツであることを訴求して、沈滞ムードを払拭しなければなりません」 スポーツイベントの主催者も、判断が様々に分かれている。無観客試合に踏み切った大相撲。選抜高校野球も無観客で開催の方針を示し、一連のマラソン大会では沿道に数万人の観客を規制せずに実施した。一方、国内女子ゴルフの1、2戦は中止となったが、その理由は「国の方針に協力する」というもので、ゴルフならではの特異性は議論されたのか。この点の詳細は明かされていない。 未知の感染症であることが不安を煽るとしても、ゴルフ界は専門機関の知見を得て、自ら安心・安全をアピールする必要がある。
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